アンマーとぼくら

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3755
感想 : 519
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201544

感想・レビュー・書評

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  • ただの沖縄観光案内本かと思いきや、過去と現在が交錯して物語が進み、最後にはあっと言わせるどんでん返しが待ち受けていました。
    3日目の章からは涙が止まらず、グズグズと読み進めていました…笑
    作中に何度も出てくる綺麗な沖縄の海を大切な人と見に行きたくなる、そんな本です。

  • 主人公のリョウが日常の中の少しだけ非日常な世界でおかあさんと過ごす3日間。
    リョウが子供の頃に自由研究で描いた「お母さん」の絵が「おかあさん」を描いたものではないと知ったときの「おかあさん」の気持ちを想像するとほんとにつらいなと思った。それと金ちゃんがいい親友してたところがとてもよかった。
    そしてタイトルの「ぼくら」という意味を最後に知ったときは涙が止まらなかった。

    「両親への恩返しは、今からでも遅くない。
    過去は変わらない。変えられるのは、今だけだ」

  • 沖縄に帰省したリョウは、お母さんと沖縄の島内の亡くなったお父さんとの思い出の地を3日間観光して回る。
    最初のお母さんは亡くなっており、沖縄のお母さんは2度目のお母さんだった。
    お母さんとの観光で、リョウは大好きだったお母さんとかけがいのない時をすごす。
    まさにメルヘンですね。こんな奇跡なら起こって欲しいと思う。

  • 沖縄を舞台にした素敵な親子の話だった!「アンマーとぼく」じゃなくて「ぼくら」っていうのが最後まで読んで納得した。

  • 久々の有川さん作品。離婚とかでもなく死別しての新しい家族って、ましてこの速さでは心の整理がつかないですよね。そういう所も書きつつ、お互いの歩み寄りで親子になっていくってすごいですね。それにしてもお父さん!頑張って!!

  • ファンタジー的展開もあって結局あの3日間が何だったのか明確にはわからないところは少しもやっとした。ただあの3日間が幻でなく確かにおかあさんを楽しませることができてたと思うところは良かったとおもう。感動する作品だし読んだあと読んでよかったと思える作品だった。

  • 舞台が沖縄ならではの展開があふれていて、沖縄にというか沖縄で暮らす人に会ってみたくなった。(知り合いにはいないんだけど)
    家族になっていく様がとてもいい。
    そしてすてきな大人がひとり育った。

  • 慈悲深い沖縄の良さを感じたし、やはり有川さんすき

  • 沖縄がぎっしりと詰まった話。装丁もとても素敵。

  • おかあさんと、お母さんと、お父さんとぼくの関係が気持ちいい。
    おかあさんの気持ちと、ぼくの気持ちが温かくて、過去と今?が交錯してるのが不自然じゃなくて。

    呪いにかかっちゃったんですね。
    後悔するときが来たら、苦しむさ。
    この2つがすごくいい。


    そして、沖縄観光をしてみたくなった。ウタキを巡り、残波岬を歩き、竜を見たくなった。チンピンを食べ、チャンプルーを食べたくなった。
    いや、どれも行ったはずだけど、おかあさんのようには見えなかったから、もう一度見たいなぁ、と思った。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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