野良猫を尊敬した日

著者 :
  • 講談社
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203951

感想・レビュー・書評

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  • ゆるぎない、ほむほむ。
    現実世界と自分の位置はどうしたって近づかない。そんなほむほむに甘えてもいいですか。

  • なんというか、著者を見て(読んで)いると、偏った人にとって希望の星のように感じるわけです。星と言っても数多ある星の中の有名ドコロではなく、名もなき星。でも星は星。

  • そのバストで一生満足ですかと言われたら、もちろん満足ではないですよ。

  • 一編が2、3頁のエッセイを集めたもの。暇なときに気軽に手にとって読むといいかも。個人的には最後の「流星とチーかま」が好きだ。

  • 相変わらずのダメ男ぶりで、そのダメさが私にとてもよく似ていて痛いほどに共感しまくり、他人とは思えない(さすがにおねしょはしないけど)。
    今回は子供の頃の思い出も多く取り上げられていて、そのせいか小さい頃によく感じた物悲しさやうら寂しさが全体に漂っているな気がして、他のエッセイよりものめり込んで読めた。

  • 穂村氏の面白いところは不思議な視点と突拍子もない解釈だと思うのですが、この本はあまりにも普通でした。

  • 自分は弱いとはっきり認められて、自意識の暴走や、少しずれた世界に迷いこんだような不思議な人々をユーモアたっぷりに語ってくれる穂村さんのエッセイがいつも好き。北海道新聞に書いていたりするせいか、今回北海道の話が多かったような気もする。世界と自分の狭さにきゅうきゅうしていた青春時代に出会いたかったと思う。もっといろいろな世界の見方があるし、小さな自分もちょっと愛しいと思えた気がする。

  • 図書館本。
    定期的に穂村さんの棚はチェックしてるので新しいのがあったので借りてきた。
    10コ上の穂村さんが今年出したエッセイ。
    割とリアルタイムな穂村さん。
    安定のダメっぷり。
    最低あと10年ダメでもいいと考えると安心するわ(笑)
    まあダメとはいえ歌人としては一流なのでただダメな僕と比較するものではないでしょうけど。
    今回は割とおとなしめ。
    結構真面目な感じであった。
    会社員時代の穂村さんの話はもうホント身につまされる。
    わかるわー。
    お弁当の「美味しそうですか?」なんかホントわかるわー。
    涙出てきた。

  • 正直言って、穂村さんの感覚にはどうにも共感しかねる。
    なんて言うか…乙女?昭和の女子中学生みたいな感覚でしょ。
    自意識ダダ漏れの。

    読んでてスレ違い感が払拭できない。
    あらゆる面にツッコミたい。
    名前は「ほむら」で、熱い!って感じなのにねぇ。ぬるい。

    とかディスってるように書いてるけど、穂村さんのエッセイはつい読んでしまう。
    きっと、感覚は共有できないけど視点が好きなんだと思う。
    水曜日についての提案やら猫の写真の話やら。
    そしてね、途中でウチの息子と話しているような気になるときがあるんだ。
    ヤバくない?
    どうか息子はもう少し世間とチューニングがあった大人になりますように。

  • やっぱ好きだな、穂村弘。
    読みながら、何度も声を出して笑ってしまった。
    自意識過剰な自分にツッコミ入れてるところなど、一種太宰に通じるような気がする。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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