風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
- 講談社 (1993年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062551144
感想・レビュー・書評
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十数年ぶりに再読。
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蝕によって泰果のまま蓬莱に流されてから十年、泰麒が発見され帰ってくる。受け入れたものの、麒麟というもの、自分が麒麟であることが把握できない泰麒。しかし王を選定しなければならない時はやってきてしまう。
幼くかわいい泰麒を愛で、子供の相手に四苦八苦している景麒をフフフと眺める巻。 -
2018.12 再読
これ読むと魔性の子読みたくなる…下巻読んだら魔性の子に行こうかな。 -
幾度目かの再読。
始まりの一文が好き。
あの柔い存在に絆されない者がいるのだろうか、いや居まいといつも思ってしまいます。
下巻も楽しみ。 -
再読
感想は下巻で -
泰麒は蓬莱で十年過ごした少年。ようやく見つけ出されてこの蓬山にやってきた。まだまだ麒麟の自覚も無く、転変の仕方も分からない。玄君の手回しで、ようやく景麒と近付きになれて自分が麒麟であることを納得し少し安心した様子だ。しかしこれから王となる人物を選ばなければならない。それが不安な泰麒である。
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講談社X文庫―ホワイトハート
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泰麒けなげ。ひたすらかわいい。この厚みなら腕が痛くならなくてすみます。下巻に向けて少しずつ麒麟ぽく。景麒の不器用ながら優しい面が見られるのも良し。大掃除放り出してひたすら読んでる。
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正論で諭しても通じない言葉と態度は常にある、どんなにその人のことを思っていたとしても、誤解を生む事は常だ。
そんなことを思わせてくれる、景麒と泰麒・景麒と景王との人間関係を描いている。
十二国記の世界観や人間観が初めて出てくる作品。