ペンローズのねじれた四次元―時空をつくるツイスターの不思議 (ブルーバックス)
- 講談社 (1999年7月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062572606
作品紹介・あらすじ
相対性理論と量子力学の統合は可能か。最新の理論物理が描く、空間とは、時間とは?現代物理の雄ペンローズを知れば、物理学の過去と未来のすべてが見えてくる。ペンローズの手で、量子重力理論は完成するのだろうか。はたして、世界はツイスターからできているのか。
感想・レビュー・書評
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7年前に読んだ本です。
カバー表1の絵に、引き寄せられたんです。
本文は理解できなくても、
本文中の図版を見ているだけで楽しい本です。
参考図書に、河野俊丈さんの本が載っていて、
河野さんは偉い人だったのだと、
そのときになって初めて知ったということは、
情けない話ですが、書いておきます。 -
堅苦しくなく、先端の物理がわかったような気がした。著書の語り口も全くの勉強用って事になってなくてよかった。
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【キーワード】特異点、ペンローズ、相対性理論、ブラックホール、事象の地平線、量子力学
本の名前とは裏腹に相対性理論の説明が3割近くあります。というかある程度相対論が分らないとこの本の内容はなかなか理解できません。「光の速度には上限があってそれが秒速30万km」ということを知っていれば割と楽に読めるのではないでしょうか。
自分は大学で物理学科でしたが、波束の収束やツイスター、スピノルといった言葉が出てくる後半がかなりきつかったです。心が折れました。科学が好きだからという理由でなめてかかると足元をすくわれます。
と、大げさに書きましたが量子論と重力理論の統合について簡単に知るにはいい本かもしれません。
ちなみにこの本は1999年発刊ですので、10年以上経った今はこの本に書かれてる内容よりも結構先に進んでいます。気になる方は調べてみるのもいいかもですね。 -
[ 内容 ]
相対性理論と量子力学の統合は可能か。
最新の理論物理が描く、空間とは、時間とは?
現代物理の雄ペンローズを知れば、物理学の過去と未来のすべてが見えてくる。
ペンローズの手で、量子重力理論は完成するのだろうか。
はたして、世界はツイスターからできているのか。
[ 目次 ]
プロローグ 鍵
第1章 あるけど見えないローレンツ収縮―特殊相対性理論の世界
第2章 ブラックホールと特異点―一般相対性理論の世界
第3章 シュレディンガーの猫―量子力学の世界
第4章 ツイスターの世界―相対論と量子論
第5章 ゆがんだ四次元―時空の最終理論をめざして
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蛇足が多すぎる…簡潔にして欲しいです