「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062574433

感想・レビュー・書評

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  • ●「分かりやすい文章」とは、書き手の意図を読み手に分かりやすく伝え、確実に「目的を達成する文章」。

    ●そのための学術的な話から、具体的なスキルまで、この本で全部学ぶことができる。

    ●仕事であったり、ブログであったりと、普段から「文章を書く」方には非常に参考になる本だ。

  • 『「分かりやすい文章」の技術』
    藤沢晃治

    筆者はプレゼンテーションの第一人者。講談社ブルーバックスの「分りやすい」シリーズで評判となり「世界一受けたい授業」にも出演した。

    実務文書における分かりやすい文章とはどんなものか、わかりやすい文章を書くにはどうしたらいいかが書かれている。

    わかりやすい文章は脳内で行われる処理をあらかじめ書き手が済ませている。
    脳内では、分野の決定、情報の分解と単純化、最終的な意味の決定の順番で理解される。
    よって文章をわかりやすくするには、何の話をしているかを1番初めに書き、1センテンス40文字以内で済ますことがまず重要。

    「人間が物事を理解しようとするときは、まず概念を理解し、その後でないと詳細を理解することができない」
    「過去の記憶との一致が分かるの重要な要素の1つ」
    「全文を必ず読んでくれるという前提で書いてはいけません。(中略)たとえ斜め読みされても書き手の意図が伝わらなければならない」
    「要点を先に書くのは文章のあらゆるレベルに適応できるテクニックです。ここで言うレベルとは文章内にある塊の大きさを意味します。」→本全体、章、節、段落、文章全てにおいて要点を先に書く。

    小並感。
    脳が認識しやすいのはどんな事か分かって面白く読めました。
    『高校生の勉強法』という脳科学の本に、いかに海馬を通過させて短期記憶を長期記憶にするかが書いてありましたが、分かりやすい、というのも何か似ているなあと思いました。


  • 実務で「分かりやすい文章」を書く、18のテクニックを紹介する。メールやレポートなど、文章を書く時には参考にしたいものばかりである。

    第1章 「分かりにくい文章」がいっぱい!
    第2章 「分かりやすい文章」とはどんな文章か
    第3章 趣旨を素早く伝える「構成の技術」
    第4章 読む気にさせる「レイアウトの技術」
    第5章 読み手を同意させる「説得の技術」
    第6章 趣旨をスムーズに伝える「センテンスの技術」
    第7章 文章をなめらかにする「推敲の技術」
    第8章 「分かりやすい文章」のためのチェック・リスト

  • よい技術だが。この本がわかりやすくない。

  • 主人がレポートを書くために購入した本、伝える力2(池上彰)の中に、藤沢晃治のシリーズは文章を書く上でとても参考になる。と書かれていたので読みました。

    例文がたくさんあってとてもわかりやすい本です。
    大体こういう参考書は「分かりやすい」と言いつつ、お硬い文章で、結局「分かりにくい」参考書ばかりですが、おすすめの一冊です。

    分かりやすい文書を書くための五つの技術を、一章ごとに書いてあります。

    ①構成の技術
     ・まず重要ポイントを書き並べる
     ・要点を先に、詳細はあとに書く
     ・不要な情報を書かない

    ②レイアウトの技術
     ・見やすい文字面にする
     ・情報構造がわかるようにする
     ・「かたまり」を区別する
     ・見出しをつける

    ③説得の技術
     ・正確な理論で書く
     ・読み手の視点で書く
     ・自分の感情は抑えて書く
     ・比喩を使う

    ④センテンスの技術
     ・センテンスを短くする
     ・事前分解しておく
     ・曖昧さをなくす
     ・キーワードを作る

    ⑤推敲の技術
     ・無駄はないか
     ・自然な語感か
     ・丁寧な表現か



    元々国語は好きではなかったですが、高校の時の国語の先生が好きで興味を持って早六年…。
    就活の志望動機ではとても役に立ちました。

    周りは一から考え直し。と先生に追い返されるのが当たり前でしたが、私は赤ペンが入らず、逆に不安でした。

    先生に追い返されるのが嫌だから。と、私に添削を求める人の文章を見て、「なんで?なんで?」「だからなに?」「何が言いたいの?」と何度も言っていたことを思い出しました。

    私の志望動機に、赤ペンがあまり入ることはありませんでしたが、先生に言われて覚えていることは「このように、ってどのようになの?」「具体的に書いてるけど裏付けがない」
    です。

    それ以来、本書内にも書かれていますが「なぜ?どうして?」と常に問いかけています。

    また、重複した日本語が溢れている例もあり、そうそう!と納得しました。
    先日テレビで「排便が出る」と言っていて、旦那とちょっと口論になりました。
    「排便が出るはおかしい。排便に繋がるならわかる」
    「便が出るから排便が出るんだよ」
    「便が出ることを排便って言うでしょ。出るを使いたいなら、便が出る。って言わなきゃおかしい!」

  • 読むのは2回目。身に付けばと思う。参考文献が記載されているのがいい。

  • 今まで藤沢さんの読んだ二つの著書、
    「分かりやすい表現の技術」
    「分かりやすい教え方の技術」
    よりかは分かりにくかったかなと言う印象。
    その原因は多分片目で読まなきゃいけない自分の状況に問題があったのかもしれないけど。

    基本的には上記2つの本で応用が効くところがある。

    無駄に長いセンテンスにするのではなく、一つ一つ区切ることが必要。
    ステーキをそのまま食べることが困難な様に、小さく切ってあげることが食べやすさ、すなわち理解に繋がる。

    などテクニックの部分が沢山書かれていた。

  • 【配置場所】工大新書B【請求記号】816||F【資料ID】91040142

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著者プロフィール

藤沢 晃治(ふじさわ・こうじ)

慶應義塾大学卒業。管理工学を専攻し、卒論では、AI(人工知能)をテーマとしてチェスを指すプログラムを作成。大手メーカーでも専攻を活かして、ソフトウェア・エンジニアとして勤務。『「分かりやすい説明」の技術』、『「分かりやすい文章」の技術』、『「分かりやすい表現」の技術』の3部作のベストセラーなど、講談社・ブルーバックスの著作がシリーズ合計65万部を超える。2005年に退職後、数多くの企業向けの研修で活躍中。「分かりやすく伝える技術」をテーマに、日本テレビ系の教育バラエティ番組『世界一受けたい授業』にも講師として出演。TOEIC900点、英検1級、工業英検1級、通訳ガイド資格(英語)なども持つ。
その他に『日本人が「英語をモノにする」一番確実な勉強法』(三笠書房>)、『新装版「分かりやすい表現」の技術』(文響社)、『心を動かすプレゼンの技術』(角川書店)、『「判断力」を強くする』(講談社)など著書多数。

「2020年 『頭のいい段取り すぐできるコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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