「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)
- 講談社 (2004年5月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062574433
感想・レビュー・書評
-
↓利用状況はこちらから↓
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00019259詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●「分かりやすい文章」とは、書き手の意図を読み手に分かりやすく伝え、確実に「目的を達成する文章」。
●そのための学術的な話から、具体的なスキルまで、この本で全部学ぶことができる。
●仕事であったり、ブログであったりと、普段から「文章を書く」方には非常に参考になる本だ。 -
『「分かりやすい文章」の技術』
藤沢晃治
筆者はプレゼンテーションの第一人者。講談社ブルーバックスの「分りやすい」シリーズで評判となり「世界一受けたい授業」にも出演した。
実務文書における分かりやすい文章とはどんなものか、わかりやすい文章を書くにはどうしたらいいかが書かれている。
わかりやすい文章は脳内で行われる処理をあらかじめ書き手が済ませている。
脳内では、分野の決定、情報の分解と単純化、最終的な意味の決定の順番で理解される。
よって文章をわかりやすくするには、何の話をしているかを1番初めに書き、1センテンス40文字以内で済ますことがまず重要。
「人間が物事を理解しようとするときは、まず概念を理解し、その後でないと詳細を理解することができない」
「過去の記憶との一致が分かるの重要な要素の1つ」
「全文を必ず読んでくれるという前提で書いてはいけません。(中略)たとえ斜め読みされても書き手の意図が伝わらなければならない」
「要点を先に書くのは文章のあらゆるレベルに適応できるテクニックです。ここで言うレベルとは文章内にある塊の大きさを意味します。」→本全体、章、節、段落、文章全てにおいて要点を先に書く。
小並感。
脳が認識しやすいのはどんな事か分かって面白く読めました。
『高校生の勉強法』という脳科学の本に、いかに海馬を通過させて短期記憶を長期記憶にするかが書いてありましたが、分かりやすい、というのも何か似ているなあと思いました。
-
実務で「分かりやすい文章」を書く、18のテクニックを紹介する。メールやレポートなど、文章を書く時には参考にしたいものばかりである。
第1章 「分かりにくい文章」がいっぱい!
第2章 「分かりやすい文章」とはどんな文章か
第3章 趣旨を素早く伝える「構成の技術」
第4章 読む気にさせる「レイアウトの技術」
第5章 読み手を同意させる「説得の技術」
第6章 趣旨をスムーズに伝える「センテンスの技術」
第7章 文章をなめらかにする「推敲の技術」
第8章 「分かりやすい文章」のためのチェック・リスト -
よい技術だが。この本がわかりやすくない。
-
読むのは2回目。身に付けばと思う。参考文献が記載されているのがいい。
-
今まで藤沢さんの読んだ二つの著書、
「分かりやすい表現の技術」
「分かりやすい教え方の技術」
よりかは分かりにくかったかなと言う印象。
その原因は多分片目で読まなきゃいけない自分の状況に問題があったのかもしれないけど。
基本的には上記2つの本で応用が効くところがある。
無駄に長いセンテンスにするのではなく、一つ一つ区切ることが必要。
ステーキをそのまま食べることが困難な様に、小さく切ってあげることが食べやすさ、すなわち理解に繋がる。
などテクニックの部分が沢山書かれていた。 -
【配置場所】工大新書B【請求記号】816||F【資料ID】91040142