人形は遠足で推理する (講談社文庫 あ 54-6)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 632
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062630016

作品紹介・あらすじ

「スピードをもっとあげろ。ぶっ飛ばせ」私、めぐみ幼稚園の妹尾睦月です。今朝、園児たちと乗り込んだ遠足バスが警察が追っている殺人犯(しかも拳銃所持)に乗っ取られるという事件に巻きこまれて、もう大変。同行の腹話術師・朝永さんと、彼が操る人形の鞠夫も大ピンチ。好評の人形探偵シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 人形探偵シリーズ第2弾。警察に追われている殺人犯に幼稚園バスを乗っ取られ、事件に遭遇してしまった鞠夫たち。バスジャック犯の殺人事件の無実を証明することになった。鞠夫がバスから投げ出されたり、ドタバタしながらスリルと笑いに包まれた楽しい作品でした。

  • "人形探偵コンビ”シリーズ・第2弾。幼稚園の遠足バスが、殺人犯に乗っ取られた! 疾走感あふれる、ユーモア・ミステリー。

  • 3+

    再読

  • 人形探偵シリーズ2作目。
    
    今回は遠足途中のバスをジャックされるというハラハラドキドキ物。
    
    ハイジャック犯が語る事件の真相を解明し、無実を証明できない限り解放はされない...
    
    おむつ、よしお、鞠夫達の運命やいかに!
    
    作者特有のユーモラスな感じも相まって、全体的にゆる〜く楽しく進みます。
    
    ピリッとした雰囲気はないけども、やっぱり面白い♪
    

  • シリーズ2作目!前回は短編で、今回は長編!!しかしながらスラーと読んでしまった。。面白いなぁ。ほっこりするミステリーってなかなかないからいいね( ˘͈ ᵕ ˘͈ )

  • 人形シリーズ2作目!
    今回は長編でしたが、
    いかんせん鞠夫の出番が少ないです。
    もちろん推理の時には
    メインでしたが、過程では
    ほとんどおむつでした。
    それが少し残念。鞠夫が魅力の
    シリーズだと思ってるから。
    でも相変わらずテンポも良くて
    すらすらと読めました。

  • シリーズ第2弾は長編。あのあと調べてみたら、どうやらこのシリーズは「人形探偵シリーズ」と云われているようだ。

    腹話術師朝永嘉夫に恋する保母の妹尾睦月、通称おむつの幼稚園の遠足に朝永と鞠夫の2人(?)が同行したところ、そのバスがハイジャックされ、事件に巻き込まれるという物。
    園児の乗った車をハイジャック。日本でも昨今同種の事件が起きていたが、その緊張感はあまりあるものがある。私も三児の父親だけにこのような事件に巻き込まれた親御さんの心情は計り知れないものがある。

    とまあ、ちょっと深刻に書いたが、実はそんな子を持つ親の心配とは裏腹に事件はハイジャックという緊張下とは思えぬほどのどかに進む。関西のお笑いをこよなく愛す作者ならではのボケとツッコミを交えながら進行するが、私個人的にはハイジャック物のようなリアルタイムサスペンスはこの作者には合わないと感じた。きつい云い方をすれば作者の技量が追いついていない。場と状況に流されるように、結局終ってしまった、そんな食べ足りなさを感じる作品だ。

    で、このシリーズ、実は私はあまり好きではない。ストーリー云々というよりも主人公の朝永嘉夫にどうにも感情移入できないのだ。無口な自分の代わりに人形が雄弁にしゃべらせるというこの人物、一歩引いて見てみると実にアブナイ人間ではないか。これがどうも私には生理的に受け入れ難く、どうも入り込めなかった。
    しかし私は付いていくと決めた作家は全作品読むので、その後もこのシリーズの作品は積読本として確保してある。もしかしたら読んでいくうちにこの思いも変わっていくかもしれないが、それはまたそのときにでも。

  • 2015年9月10日読了。
    2015年130冊目。

  • 事件のからくりそのものよりも、嘉夫と睦月の距離感が楽しい。

  • 悪くないのだが、我孫子武丸さんの中ではそんなに…。キャラも話も良いとは思うので好みの問題ですが。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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