白いメリ-さん (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635776

感想・レビュー・書評

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  • 日の出通り商店街 いきいきデー で掴まれ。タイトルも、読みはじめも何のことだか…。
    短編集、どれも面白かった。

  • 時間があれば。

  • まっ白な帽子に白いスーツ、白いストッキングに白いハイヒール。髪もまっ白という「白いメリーさん」。誰を殺してもいいという年に一度の「日の出通り商店街いきいきデー」-など、怖すぎて、おもしろすぎる9編を集めた珠玉の短編集。ナニワの奇才・中島らものユニークな世界に思わず引き込まれる一冊。

  • これを幻想的で面白いと思うか、どれも宙ぶらりんで気持ちが悪いと思うか・・・・・気持ち悪いっす。

  • 17歳の無口な彼が筆談で教えてくれたオススメの一冊。
    はじめて中島らも氏の作品を読むこととなりました。
    いきいきデーからはじまる短編集。
    なんとも驚きとともにスタート。
    強いてあげれば、脳の王国が好きかな。
    無事に読み終わってよかった。
    さぁ、彼に感想を伝えよう。

  • 奇才、中島らものユニークなホラー短編小説。
    「中年過ぎると、ぼんやり気づいてくるんだ。自分はもう用済みだってね。」(P30)→ふむふむ、納得。

  • 初らも。
    短いけれど、ひとつひとつがおもしろくて怖くて最高だった!
    夜走る人が意外なラストで驚いた。

  • 日の出通り商店街 いきいきデー・・・
    まず、タイトルからしてぶっ飛んでいるのですが、読みだすと、さらにぶっ飛びます(笑う)
    ブラックユーモア、と言えば良いのでしょうか?なかなかエグい内容なのですが、非常にポップな物語に思えました。


    白髪急行・・・不気味です。わずか10ページのストーリーなのに、なんでこんなに不安になるのでしょう。
    らも氏の作風の幅広さが見えます。


    微笑と唇のように結ばれて・・・古典的なホラーと、静かなエロティックさで描かれています。情けない男の話なんだけれど、終始もの悲しさに彩られています。


    白いメリーさん・・・かつて都市伝説となったいた、
    「メリーさん」を題材にしているようです。
    あまり詳しく書くとネタバレになってしまうのですが
    このメリーさんの描かれ方が少々変わっています。
    ラストの引き際には、呆然としてしまいました。

    中島らもさんの小説は、初めて読みました。「奇才」と聞いていましたが、確かに、かなり独創的な発想をお持ちの方のようです。
    不気味、ブラックユーモアに支配されているような
    短編集です。
    初めて読んだ、らも氏の小説がこれで良かったと思いました。なんというか、入りやすい。
    他の作品も読んでみたいと思いました。

  • おもしろくて怖い短編9編。
    誰を殺してもいい商店街で行われる いきいきデー。
    蛇女になってしまう姉妹。。
    などなど 爆笑したりにやにやしたりゾクゾクしたり。
    中島らも頭おかしい。いい意味で。
    あーおもしろかった

  • 一応、怪奇小説系を集めたみたいだが、日の出商店街いきいきデーをはじめ、全く怖いことは無い。安心して楽しめました。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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