甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062639446

感想・レビュー・書評

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  • 忍法帖シリーズ第1作にして、導入編にして、漫画「バジリスク」の原作にして、奇奇怪怪な娯楽時代劇にして、シェークスピア作「ロミ&ジュリ」のパロディ(失礼w) どんだけ盛りだくさんなんだ♪
    しかし、忍法帖シリーズは本当にハマると面白くて面白すぎて止まらない。ほぼ全てが一気読み♪ 凄い人が居たものだw

  • 斉藤美奈子さんが読売の[名作うしろ読み]でこの本を紹介していたので読んでみた。
    なんでも読んでみないとダメですね。
    あっという間に読んでしまいます。次はどんな忍者の技が?どんな闘いが?と気になって気になって。
    歴史物なので、結果はわかってるのですが、それまでにいたる経過がとても気になるのです。
    忍者のロミオとジュリエット。古典ですが古びないです。

  • 初めて山田風太郎作品を読みました。
    もっとお堅い作風かと思いきや想像と全然違っていて、いい意味で裏切られました。

    それもう忍法じゃねーよつか人間じゃねーよwwwと思うような奇抜でグロい技も、読み進めるうち「次どんな忍術?(゚∀゚)」な気分に。
    天下一武道会式に10対10で御前試合をやるのかと思った自分は忍ナメてました。ゴングが鳴るより早く殺しにかかる容赦のなさが、なるほど忍ですね(゚∀゚)
    AはBに勝ったけどCには勝てないという、誰が最強とも言いがたい拮抗にはハラハラさせられました。

    でも正直、敵味方それぞれの9人が非情に徹して戦うなか、肝心の甲賀ロミオと伊賀ジュリエットが2人の世界に浸りきって盲目になっちゃってるのが私にはちょっと受けつけなかったです・・・。

  • 巧みなプロットによる、息もつかせぬ忍者戦記。古色ゆかしい文体も良い味わい。

  • 甲賀と伊賀の忍者20人が死闘を繰り広げる、いわゆるバトル物ファンタジー。
    初めて忍者小説を読んでみたんだけど、めちゃめちゃ面白い!20人も出てきてそれぞれの闘いのシーンが描かれているけど、全然飽きない。
    忍術の内容も千差万別、どんでん返しのストーリーでハラハラどきどきしながら読んだ。特に天膳の闘いも結末もすごい!
    実写映画「SHINOBI」は面白くなさそうだけど、これは娯楽小説の大傑作!!

  • 荒唐無稽・・・・なようでそうでもない。
    エロい。
    なんだそりゃ、と思いつつもぐいぐい読ませる!
    今、山田風太郎にはまって何冊か読み終えましたが、
    これはストーリーの完成度が高いと思うし、好きです。

  • 再読。
    これぞエンタメ小説!
    ページをめくる手間を意識しないほどに惹きこまれ、いつの間にやらラストを迎えています。名残惜しい。

    意思の強さを感じさせる若き首領・弦之介が身内の陽炎に想いを寄せられ、迷い悩み、悲劇へとつながるくだりが、せつない。

    忍のロミオとジュリエット、弦之介と朧の願い(甲賀と伊賀の血の交わり)は、朧の刀でもって実現した。

  •  長年いがみ合っていた伊賀と甲賀がようやく和解し、末裔同士が祝言をあげようという時に、両家に殺し合いをせよとの命令が下る。その勝ち負けで徳川の世継ぎを決めようというのだった、というはなし。

     忍者っていうかミュータントに近い。さいきんのナルトが敵味方どっちも気持ち悪いのは、山風イズムとして正しい姿勢だったのか。

     エロい気持ちになったときだけ息が猛毒になるくノ一、えろかった。

  • ロミオとジュリエット

  • おもしろすぎた。

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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