殺意の集う夜 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 436
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647199

感想・レビュー・書評

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  • 伏線の妙から、パズラーとしても最高だが、何と言っても、動機の馬鹿らしさ(爆笑必至)と奇妙な場面設定。このナンセンスさがツボにはまった。強烈なオリジナリティ。ただ叙述トリックは蛇足か。

  • 著者も「欠点だらけの作品」、「品がない」と言っているのがその通りでヒドいw
    好き嫌いが分かれる作品です。
    スピード感とか引きこむ力があるので、そういうのが好きな人には合うと思います。
    わたしはキライです。

  • 最後の一文を読み終わった瞬間「ほわっ?」ともらしてしまった。「What?」のつもりはなかったのだけど、心の声だったのかも。騙され方がすっきりしないよ〜。このトリックは反則ではなかろうか。ネタばらしをしたいような、そして議論を交わしたくなるようなミステリだった。もう一回読まないと納得できないだろうな。

  • 好きなんです。西澤先生のこういう作品も好きなんです。

    どんでん返しに、伏線、物語の展開、満足いくものなんですが、なぜか腑に落ちない。設定によって登場人物が都合よく踊らされてる感じがする。設定設定しすぎてるとこに、このもやもや感があるのだろうか。

  • ラスト一行を理解するのが難しかったです。ネタばれを見て初めて意味がわかりました。

  • 最初の感想と言われれば、やはりあの主人公の友達です。
    こんな友人いらね~というのがくると思います。
    が、よく計算して動いてるな、という関心もあります。

    最後の最後では、がっくりくると言いましょうか
    完全にきれいさっぱりだまされました。
    さすが文章。
    さすがミステリー。

    殺した憶えのない友人を殺したのは、一体誰なのか。
    その人物に自分の罪もおっかぶせようと
    必死に考えを巡らしていくのが
    人間追い詰められたらすごいな、と。
    むしろまぁ、色々な意味でこれほどの偶然もないかと。

    むしろ最後の一文により、すべてが分かったというか
    という事は…という、別の驚きも出てきます。
    それを踏まえて振り返れば、すごいです、まったく。

  • 語り手が2人いて、2つの話が入れ替わりに進行していき、最後にひとつのものに帰結する。しかも、探偵役と犯人役の関係性が面白い。しかし最後のオチにはびっくり。そりゃないって!!別荘に集まった理由も含め、このバカバカしさがいいんだな。

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  • 最後のおちはさすがにいただけないかと…。
    設定は面白いですが、話としては面白くなかったです。

  • 事件の経過と主人公の真実に絶句した。お茶を口に含んでいたら間違いなく本が水浸しになっていただろうくらいには。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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