江戸の怪奇譚: 人はこんなにも恐ろしい (The New Fifties)
- 講談社 (2005年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062692601
作品紹介・あらすじ
口から針を吐く少女。殺人鬼に豹変したまじめな旗本。遊女の亡霊のしわざか、物の怪の悪戯か-今も昔も本当に怖いのは、人の心の闇が生んだ「現実」。
感想・レビュー・書評
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表紙が好き
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江戸時代に伝わる怪談を集めた本。
江戸の人々が当時にしては合理主義的だったということに尽きる。 -
歴史
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幽霊の正体見たり枯れ尾花、まさにその感じの一冊。
狐狸妖怪の仕業と囁かれ、伝わってきたことに懐疑的な目を向け、現代の目で解いていくと、今の社会と変わらない問題が。
苛め、介護、少年犯罪、虐待に痴情のもつれ…あれれれ?
江戸時代の事件簿としても興味深い一冊でした。
日本人って、変わってないのねー。 -
ただ奇談怪談を集めただけではなく、さらに考察して「ファンタジックに表現されてるけど、実はこうだったんじゃないかな?」と一歩踏み込んだ江戸の現実を見せてくれる本。普通に江戸怪談的な物を読みたいなと思っている人には向かないけれど、猟奇犯罪とかが好きな方にはオススメ。
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[ 内容 ]
口から針を吐く少女。
殺人鬼に豹変したまじめな旗本。
遊女の亡霊のしわざか、物の怪の悪戯か―今も昔も本当に怖いのは、人の心の闇が生んだ「現実」
[ 目次 ]
神隠し
河童
十六歳
奇病
猫娘
嫉妬
イジメ
炎の女
老人怪護
ひとつ家
懐疑的
凶宅
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]