わからん薬学事始1

著者 :
  • 講談社
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062694643

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい!
    魔女島と呼ばれる久寿理島。女性しか生まれないこの島で生まれた唯一の男子・木葉草多は島に受け継がれる万能薬・気休め丸を受け継ぎ、万人に効く薬にするために本土の和漢学園学校へと進学することに。
    島民の期待を背負ってやってきた草多だが、薬学専門の和漢学校の授業は思いのほか厳しく…。

    個性豊かな登場人物、特殊専門学校、挫折と主人公に秘められし力…ファンタジックな要素…!
    これはおもしろいに決まってるしおもしろかった!
    続きが楽しみ!

  • 秘伝の生薬を作る島の跡継ぎ息子。
    15歳になて、島を出て、薬学を学びます。

    薬草知識も散りばめた、草多の成長物語。

  • 久寿理島という孤島で470年もの間作られてきた「気休め丸」。その製法は代々女系によって秘匿されていた。
    そこに生まれた男子、草太は、「気休め丸」が万人に効くよう改良する義務が課せられていた。15歳で初めて島を出て、和漢学園に入学する草太を待ち受けていたものは?

    まはら三桃さんの作品が読みたくなって、こちらも手に取りました。ヤングアダルト向けの作品なので読みやすいというだけでなく、薬草や竜骨といった不思議なものや、草太を取り囲む人たちの面白さで引き込まれました。薬草や、竜骨の口調が、ちょっと軽すぎる気がしましたけど・・・。

  • 薬学版、幽霊アパートって感じでした。下宿の感じもすごくにてる。まぁまぁおもしろかったかー。

  • 製薬会社ならぬ製薬島の御曹司は、男子の場合、島を出て薬学を学ぶ習慣になっていて、東京へ行く。個性豊かな隣人達との生活をスタートした。
    新薬を作る意気込みも新たに、主人公、草多の類稀な才能も見えてきたところで、続きが気になる終わりでした。

  • 和風ファンタジー。物語の序章で終わったが、意外性のある状況設定と個性豊かな登場人物のおかげで、ドンドン引き込まれて、早く続きが読みたい!

  • 蔦の絡まったような中に動物が見え隠れする表紙がすてきな児童書。まはら三桃さんの本はこれがはじめて。

    伝統ある「きやすめ丸」を作っている離島の薬屋の坊ちゃんが本島の薬学校に進学して、「新きやすめ丸」の作り方を模索する。学校生活、下宿生活で様々な人と出会い、学び、新生活は坊ちゃんを猛スピードで翻弄していく。今後の学校生活も、坊ちゃんの謎の生い立ちも気になる!
    登場人物は児童書らしく個性的な面々が揃っているし、テンポ良く読み進められる。薬学の知識も読みやすく生活に絡めて説明されていて、2.3巻目も楽しみな本。

  • 和製ハリーポッターと聞いたことがあったけどまさにそんな感じ
    あまり馴染みのない生薬を題材にしているのが興味深いです
    草多のこれからが気になります

  • 薬学を学ぶ一貫校に転校してきた薬の島の少年。なんだかホグワーツみたいで楽しい。
    身体を守って大切にすること、前を向くことは大人の方が必要としているのかも。

  • 『伝説のエンドー君』の後に一気読み。
    面白くなる要素がたくさんで続きが早く読みたくなった。

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著者プロフィール

福岡県生まれ。講談社児童文学新人賞佳作『カラフルな闇』でデビュー。作品に、『青(ハル)がやってきた』、『鉄のしぶきがはねる』(坪田譲治文学賞、JBBY賞)、『たまごを持つように』 、『伝説のエンドーくん』、『思いはいのり、言葉はつばさ』『日向丘中学校カウンセラー室1・2』『零から0へ』『かがやき子ども病院トレジャーハンター』など。

「2023年 『つる子さんからの奨学金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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