中国はチベットからパンダを盗んだ (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062725231

作品紹介・あらすじ

対岸の火事では済まない。次ぎの標的は我が国だ!世界を欺く4000年の幻想。日本こそが最後の砦!ユダヤ人大虐殺にも匹敵する非道と人権弾圧。現地取材と当事者たちの肉声による渾身ルポ。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが悪いや。危機感も何もない。
    いわゆるチベット問題で、何が起きているのかにはあまり触れていない。それを知っていることが前提。

    だが、シナの酷さ、チベットの、異様とも見える寛容、その結果何が起きているか、日本がどれだけ目をそらしているか、いろんなことが見える。

    で、本としては、文章が読み辛い。全く引き込まれない感じが辛い。

  • パンダ、というと中国をイメージしますが、パンダはもともとチベットに棲息する希少動物なんですね。それを中国が横取りしたわけです。

    と、書くと違和感があるかもしれませんね。地図を広げると、チベットは中国の一部であって、「チベット自治区」と表記されていますから。

    しかし、実際のチベットはというと、今から60年前に中国共産党により軍事侵略、占領されたのです。今日まで、チベット人120万人が虐殺され、農地を取り上げられ、牧畜民は強制移住させられ、希少な動植物や資源が収奪されました。さらにチベット仏教への信仰を弾圧され、数多の寺院を破壊され、仏僧の多くが拷問、殺害されました。心の拠り所である、チベット最高指導者ダライ・ラマ14世は、インド・ダラムサラに亡命したままです。

    さらに中国共産党は、あらゆる手を使って、チベット侵略と蹂躙の事実をごまかそうとしています。日本人も、70年代に中国から贈られてきたパンダを「友好の証」として真に受けて、未だにパンダに嬉々としています。いえ、パンダが悪いんじゃないですよ。中国という国家が悪いんです。

    今年、北京五輪が開催されましたが、それに先立って、春先にチベットで暴動が頻発しました。マスコミでもかなり取り上げられていましたが、北京五輪が終わってからは、チベットの話題も一気に下火になった印象を受けます。

    しかし、このチベット弾圧は今なお続く、中国共産党による非人道的行為なのです。そして、無辜のチベットの民衆が命懸けの抵抗を続けているのです。

    チベットについて書かれた本は決して少なくありませんが、それを手に取る機会は少ないかもしれません。チベットとは何か。中国は何をしてきたのか。知るきっかけにしたい1冊です。

  • あんたたち、もう少し肩の力を抜いて楽しく生きたらどうだい?
    日本がアジアの中で戦略的互恵関係を結ぶのは中国でなくて、インド。
    パンダは本当にかわいそうな動物。外交の道具にされてきた。さらにチベットの人たちはもっと悲惨な目にあってきた。中国は恐ろしい。しかし著書の中には中国がどうしてチベットに固執するのかは書いていないから一方的な中国批判になっている。

  • 非常に主観的に書かれた一冊。
    こういう書きっぷりは女性ならではと思う。
    感想、雑感として読めば許容範囲か。

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