- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062729642
感想・レビュー・書評
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中国や韓国の人々が日本の人々には理解し難い行動を取るのは儒教のせいなのかとなんとなく理解できた
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著者のケント・ギルバートは、儒教こそ、中国人・韓国人の性格を表す元凶の一つと説いている。もともと儒教思想は、序列意識が強く、その裏返しで、官僚の立場が一番強く、弱者を卑下する思想でもあるということが改めてわかった。特権階級とそれに嫉妬する民衆という根本にある思想が、反日を形成している点が、新たな視点だった。
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ニュースなどで、中韓の日本批判を見ていて違和感があったが、日本人とは考え方が違う事がわかった。
そしてその根本は儒教であると断定している。その儒教とは、我々が義務教育期間に受けた論語などの解釈とは、違う論語だという事がわかった -
親族や一族の反省を優先するという傾向が日本に比べて顕著なのはわかった。また、情報操作や不都合な情報の遮断など平気で行う政治体制の中国が日本にやさしく対応してくれるなどと思わないほうがいいというのもうなずける。一般市民の間隔を肌で感じたことがないのでなんとも言えないが、西沙や南沙、日本近海での行動を見ていると、ならず者と言ってもいい過ぎではない。
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ー 残念な隣人 中国人と韓国人 ー
公よりも私を優先し、利己的で私利私欲に走る。隣人は踏み躙るために居るのであり、顧みることはない。自分が世界の中心であり、またその長兄であると考える。極端にプライドが高く、兄が弟に負けることはありえない。
中華思想と事大主義。その根底にあるのが儒教であると看破する。
米英などの自由主義陣営は、ファシズムを危険視し、独伊を敗戦に追い込んだにも関わらず、戦後、それはもっと危険な思想である社会主義の台頭を許した。
しかしソ連崩壊を経て、今まさに、前近代的で帝国主義的である危険な中華思想と立ち向かうべき秋に来ている。 -
中国、韓国人が、国際社会の中で色々問題を起こす、その根本的な原因は、彼らの学んできた儒教にある。という主張。この観点で、彼らの事を考えたことがなかったが、確かにその通りなのかなと思えた。そして、この儒教をベースとした彼らの思想、考えの根本の理解は、国際社会において、近隣諸国とどう付き合って行くのが日本にとってベストなのかを考える道しるべになるはず。慰安婦問題、尖閣諸島、弾道ミサイルなど、今まさに水面下での戦争は進行している。彼ら、また、一部メディアのプロパガンダに対して、真実を理解出来るようになりたいものだ。
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久しぶりの一冊。新聞広告で知る。
一々納得。根源が儒教とは。 -
新聞の広告記事を読んで購入。同じアジア人でも、考え方、物事のとらえ方が全く違う。国の歴史、宗教の影響が大きく、それを知ることはとても大切だと考えた。
アジア人ではない著者だからこそ、違った観点からのアプローチが興味深い。他の著書も読んでみたい。 -
「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」
著者のケント・ギルバートは昔、カリフォルニアの弁護士だと言ってビートたけしの番組によく出ていたように思う。ふざけた奴だと思っていたが、最近はまたテレビで見るようになりコメンテーターとしても活躍しているようだ。コメントは割に普通の考え方のように思う。
本書はタイトルは「悲劇」となっているが、悲劇なのは日本人の方ではないだろうか。
中国は文化大革命の中で儒教の「仁義礼智信」の優れた部分を破壊し極端な拝金主義になったと指摘しており、一方の韓国は中国の権威に寄り添うことで中国の庇護の元に中国周辺の国家を野蛮人の国家と見ているとしている。そして両国とも日本はいつまでも頭を下げてきて当然の国だと見下していると主張している。批判の内容は一部聞いたこともあるが、本書の中にははじめて知る中韓の実情もありなかなか面白かった。
日本も見るところによっては中国、韓国とそれほど変わらない良くない部分もあると思うが、それにしても中韓両国の日本に対する傍若無人さは問題点が多く頭が痛い。引っ越すわけにも行かないので主張するところは主張してうまく付き合っていくしか無いだろう。
それにしても、宗教や思想はそれが生まれた国よりもそれが伝わった周辺国の方が純化され後世に残るらしい。キリスト教しかり、仏教しかりである。中国、韓国よりも日本の方がより儒教の良いところを取り入れていると信じたいが、最近の日本はそう言えるだろうか。