自選ショート・ミステリー 2 (講談社文庫 に 6-45 ミステリー傑作選 特別編 6)

著者 :
制作 : 日本推理作家協会 
  • 講談社
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本棚登録 : 107
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062732536

感想・レビュー・書評

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  • 自選の短編集ということもあり、総じて面白い。
    ただし、「これってミステリーなの?」と思う内容もあるが・・・

  • 33名の作家が自ら選んだ自作のショート・ショートを集めたアンソロジーの第二弾。こちらも面白かったです。篠田節子の作品が、これはホラーになるとは思いますが、温かい雰囲気で良かったです。

  • 2012年6月4日。33人の作家による3~最大でも10ページほどのショートショートなミステリ集。さくっと読みやすい。短い作品だけあり各作家のワンアイデアや切れ味が試されるのはもちろんだが、「経験に裏打ちされた懐の深さ」「確立した自己のスタイル」みたいなもののウェイトが結構大きい気がする・・・。(宮部みゆきや篠田節子らの余裕はさすが)「ミステリー集」となっているが、この長さのショートショートだと、事件が起きて解決される式のミステリよりも「ほっこりいい話」「ちょっと不思議な話」の方が適合している気もする。

  •  「大沢在昌から宮部みゆきまで33名」と帯に書かれたショート・ショート。

     気晴らし及び新しい作家探しに読むにはちょうど良い。1ではなく2を選んだのは、それしかなかったからにすぎない。つまり古本屋でゲットということ。33編もあれば駄作も多くなるが、ショート・ショートだし、さすがに協会編だからけっこうヒット率が高いと思う。

    楽しかった!


     気に入った作品を少しだけ記しておくことにしよう。

     「ホーム・パーティー(新津きよみ)」はとってもきれいなエンディング。いい作家だなぁと思う。
     「錆びたハーケン(谷甲州)」は山岳小説っぽく、スマートでクールな作品。

  • 良くも悪くも予想を裏切らなかった。

    ミステリー? という作品も何篇かあり、そっちのほうが面白かったりもする。
    まあ好みだからな。

  • 20101002

  • (収録作品)気つけ薬(大沢在昌)/ホーム・パーティー(新津きよみ)/星の上の殺人(斎藤栄)/錆(黒川博行)/最後の仕事(五谷翔)/小さな部屋(薄井ゆうじ)/雨のち殺人(新保博久)/黄昏柱時計(瀬名秀明)/錆びたハーケン(谷甲州)/車坂(宮部みゆき)/春の便り(篠田節子)/神木(伴野朗)/ビジター(五十嵐均)/地下のマドンナ(朝松健)/妻の秘密(小林久三)/足し算できない殺人(斎藤肇)/新年会の話題(浅川純)/花影(光原百合)/暗証番号(眉村卓)/蒔いた種(深谷忠記)/お猿電車(北野勇作)/わんわん烏(泡坂妻夫)/三つの占い(辻真先)/奇跡(依井貴裕)/愛妻(川野京輔)/不思議な能力(高井信)/パリからの便り(野村正樹)/ライバル(鮎川哲也)/メフィスト・ソナタ(小沢章友)/サムの甥(木村二郎)/少年の双眼鏡(横田順弥)/幽霊旅館(草川隆)/世界は冬に終わる(香納諒一)

  • 33名の作家からなるショートミステリー。
    「宮部みゆき」「瀬名秀明」「新津きよみ」など。

  • 大沢在昌から宮部みゆきまで、気鋭の作家33名が自ら選んだベスト・アンソロジー。随所に仕掛けられた言葉の罠、身の毛もよだつ戦慄の結末、謎解きの果てに浮かび上がる驚愕の人間模様。どれをとってもハズレなし。単行本未収録作多数が詰まった、他書では読めない極上エンターテイメント!

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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