- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062735728
作品紹介・あらすじ
ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した"どんどん橋"の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずのあの一家に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、五つの超難問"犯人当て"作品集。
感想・レビュー・書評
-
連作短編集です。
犯人当てのお話ですが、ちょっと難しいかと思いました。漢字一つで違う考えに至る様は、作者の思い通りでしょう。
騙されまくりでした。
無理、無理……。犯人を当てるなんて!
全神経を集中して推理しても、犯人を決められない究極の中短編集
ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した〔どんどん橋〕の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?
表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずの“あの一家”に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、5つの超難問“犯人当て”作品集。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすい五話の短編集。第五話の意外な犯人は、犯人当てが簡単でした。その他の話もユニークな内容で、全体的にあっさりしてました。
-
読者への挑戦状が盛り込まれた短編集。
全くもって分かりませんでしたが、そのトリックは、全て面白いものでした。
しっかり本格ミステリィだったのかもしれません。 -
短編集。
読んだのは……図書館だったかな? -
主に叙述ミステリーで、実験的な話を連発してくるのが楽しい。叙述ではなかったが、こんな話載せて怒られないのか……という話も。
-
犯人当てを楽しむ小説。論理立てて突き詰めていく様は気持ちよかった。
重い暗いミステリー読んだあとに軽めのものを読みたいときにオススメです。 -
短編五話から成る短編集。
4.5話の話はトリックがわかったけれど、1〜3話は騙された。
1〜3のうち、個人的には2話のトリックはあまりスッキリしなかったけれど、見破ることは難しいトリックばかりだと思う。
叙述トリックがあるとわかっていても騙されてしまい、さすが綾辻さんの作品だと感じた。 -
5編からなる「犯人当て」作品集。
作家・綾辻行人のもとにU君が原稿を持ち込む。題名は「どんどん橋、落ちた」。
犯人当てに挑む綾辻先生。結果は?
どの話にもあっと驚くネタが仕込まれていた。
「伊園家の崩壊」にはつい笑ってしまった。 -
K図書館
5編からなる短編、犯人あて
犯人あてゲームが好きな人はアリバイの有無を見つけたりして楽しいかも
順番通りにお読みくださいとある
何か裏があるのか?と思ったが特になかった
ちょっと不発だった
《目次》
どんどん橋、落ちた
ぼうぼう森、燃えた
フェラーリは見ていた
伊園家の崩壊
意外な犯人 -
綾辻行人のミステリ中短篇集『どんどん橋、落ちた(英題:Dondon Bridge Is Falling Down)』を読みました。
綾辻行人の作品は、2年半くらい前に読んだ『黒猫館の殺人 <新装改訂版>』以来なので久し振りですね。
-----story-------------
無理、無理……。犯人を当てるなんて!
全神経を集中して推理しても、犯人を決められない究極の中短編集
ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。
崩落した〔どんどん橋〕の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?
表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずの“あの一家”に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、5つの超難問“犯人当て”作品集。
-----------------------
1992年(平成4年)6月号から1999年(平成11年)に発表されたフーダニット(犯人当て)の中短篇5作品が収録されています… 綾辻行人の作品は館シリーズしか読んだことがなかったので愉しみですね。
■第一話 どんどん橋、落ちた
■第二話 ぼうぼう森、燃えた
■第三話 フェラーリは見ていた
■第四話 伊園家の崩壊
■第五話 意外な犯人
■文庫版あとがき
■解説 篠原美也子
ミスター新本格・綾辻行人が読者に挑戦する究極のフーダニット! 奥深い“本格の魔道”へようこそ! 究極のフーダニットか、袋小路への道標か、、、
ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込まれる難事件の数々! 落ちた〔どんどん橋〕の向こう側で、燃える〈ぼうぼう森〉の中で、殺人はいかにして行なわれたのか?(『どんどん橋、落ちた』、『ぼうぼう森、燃えた』) “明るく平和な”あの一家を次々と不幸が襲い、ついに最悪の犠牲者が!(『伊園家の崩壊』) ほか、全5篇… 勃発する難事件の”犯人”は誰か? 超絶技巧がちりばめられた5つの超難問に挑め!
読者の嗜好によって評価が大きく分かれる作品でしょうねー バカバカしいと呆れる読者も多いと思いますが、私は好きですね… 面白かった、、、
特に『どんどん橋、落ちた』、『ぼうぼう森、燃えた』はねー 犯"人"当てじゃないですからね… 『フェラーリは見ていた』も気持ちよく騙されましたね、フェラーリと言えば、やっぱフェラーリしか思い浮かばないですからね。
ネタバレになるから内容に触れられないのが残念! 先入観というか、思い込みというか… 最近よく使う言葉だとアンコンシャス・バイアスにも通じる内容でした、、、
気持ちよく騙される… 叙述トリックの極みとも言える作品ですね。