らもチチ 私の半生 中年篇 (講談社文庫)

  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749343

作品紹介・あらすじ

チチ「ちょっと視点切り替えたら、めちゃめちゃおもろいこといっぱいあるよね」。らも「そうそう。楽しんだらいいんだよね」。三十過ぎてもまだまだ修業。四十過ぎ、うつ病も厄年も受けとめて、それでも続くにゅるにゅる人生。何があっても人生は、考えようで面白い。ゴンザレス三上と老後を語る番外篇も収録。

感想・レビュー・書評

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  • くだらなくて、いい加減で面白かった。今はこんなの許されない感じなのかも。

  • 中島らもの声が聞こえる。死んだように生きた人だから、実際に体を失った今も、生きているような気がしつづけている。ものすごく笑えるけれども、同時に泣けてくる。これがものすごく個人的な体験なのか、そうでないのかは、よくわからない。

  • 中年篇が断然面白い。学生時代ってある程度誰にとっても郷愁を誘う面白いもの。ただ働いていることって仕事の側面から見る達成感とか、ステイタスの発露になってしまう面があって面白くなくなるきらいがあるけどやっぱりらもさんはただものじゃなくやっぱり働いているときも面白い。まわりの面白いおじさんたちのことを面白いと思えるひとは面白い。チチさんも面白いけどらもさんによって引き出されてる面もあるよな、とおもうのでやっぱりらもさんはすごい

  • 07082
    04/08

  • 2大鬼才のコンビ。こちらは中年編。らもさんの死で老年編が読めなくなったのは残念。

  • 漢字が多いってのは、つまり読者に対する威嚇や。

  • クラゲって溶けてなくなっちゃうらしー。

  • 前作「青春篇」の続き。読んで面白く感じたのは,お二人とも初めから作家や音楽家を目指していたわけではなく,らもさんは印刷会社の営業マン,チチさんは画材会社の営業&納品スタッフとして20代のほとんどを過ごしてきたということ。才能のある方というのは,なんだかそのうちに,あるべきところへ納まっていくのだなぁという印象。いつも面白いことをやろうとしてきたという,自称「にゅるにゅる人生」(笑)

  • 青春篇のが好きかな。

  • 青春篇に比べたらちょっと落ち着いてます。だって中年篇だもんね。第3章は41〜2歳、厄年の話なので「心が雨漏りする日には」と話がかぶったりしてますが、裏話的なものも聞けます。にしてもチチさんクラゲ好っきゃなぁ。らもチチにはなんの意味もない。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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