- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062751391
感想・レビュー・書評
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うーん何だかとってもフワッとした感覚のお話だった……。
そして最後に明かされるトリックがS&Mシリーズのあの話を少しだけ思い出しましたね。
何だか今回の話、いつもの作品と少し雰囲気違った気がするのは私だけなのだろうか。
過去に事件の舞台となった場所で見つかる新しい謎。荒唐無稽に思える実際に起きたとされる殺人事件の話。そして謎の死体と世界で暗躍する組織の話。
それぞれがまるで関係ない話のようなのに少しずつピースがはまるように繋がっていくのは流石だなぁと思ったのですが、如何せんちょっと回収されなかった部分なんかもあったりして不完全燃焼感を拭いきれないというか……あの、結局あの組織何だったの?
あ、今回の彼は若干「ざまぁ」でしたね。
何やかんや読み進めているうちに遂にVシリーズもあと一冊を残すのみになってしまいましたね……早いなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Vシリーズ第9弾。今作は『六人の超音波科学者』の続編のような内容。明かされなかった地下になにがあるのかということ。密室の謎や推理の面白さはこれまで通りであるけれど今回はその奥にあるなにか不穏なものが感じられる。まだ謎が残ったままだし次作でどう決着がつくのか楽しみ。
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六人の超音波科学者で、あれ?一つ伏線回収していないなぁ・・・
とずっと気になっていたのが、ここへ来て回収!
あぁ、とてもスッキリした(*^-^*)
森先生の作品は密室が多いが、よくもこんなにたくさん思いつくものだなぁと感心してしまう。
萌絵ちゃんのシリーズより、こちらのシリーズの方が登場人物が好きだなぁ。まるでマンガを読んでいるかのように、鮮やかに想像できる(*^-^*) -
これまでのストーリーに関連を持たせているのがすごい
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Vシリーズ第9弾。一見複雑だけど一つ一つの要素はシンプルだったので、あっさりした読後感でした。Vシリーズの登場人物達はみんな二面性があって、シリーズを読み進めるほど惹き込まれます。
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約10年前に読んで以来の再読。
Vシリーズ9作目。
正直に言って、あまりグッとこなかった。
スケールが大きすぎるからなのか、
キーパーソンの多くが死んでるからなのか。
何となく、ワクワクしないまま終わった感じ。
まぁ、主要登場人物同士の会話は、
相変わらず楽しませてくれるので、
これはこれで、安心して楽しめる。 -
「6人」とリンクしたVシリーズ9弾。間に「捻れ」を挟んだのはズルいわあ…(褒め言葉)。
「6人」では紅子様がアクロバティックに決めてくれましたが、今回は現場設定とトリックがアクロバット(笑)。宇宙空間で殺人て!そこ、切り取って一編書いて欲しい。ウルトラ級クローズドサークル。孤島とか目じゃない^^
シリーズ終盤でそろそろ風呂敷を本格的に畳んできました。残すはラスト一冊、きれいな回収作業に入りますよ〜。
森作品は伏線のまきかたがスゴく上手いんだよな。ミステリィではなくシリーズとしての伏線だから、殺人事件メインの本格推理小説の回収とは違う楽しみ方なんだけど…。 -
相変わらず森博嗣の作品は良い。
今回は保呂草さん災難でしたが
いいキャラしてるなぁ☆
何げに今回は森川くんいい味だしてました。
密室トリックも個人的には好きやったし☆いい作品だ。