- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062751834
感想・レビュー・書評
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子猫みたいなビジュアルに、本格ミステリにふさわしいロジカルな頭脳に腹黒さ、というギャップがたまりません。「一つの解釈ってだけの話で」とか言いながら、猫丸先輩の「推測」は、筋が通りすぎています。
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猫丸の頭脳に、日常の謎が追い付いていない
推理ではなく、あくまで推測なのですが、だからと言ってすっきりしないという訳ではありません。猫丸の推測は一応説得力がありますし、事件は解決したように思えるからです。
ただ「夜届く」は良作だと思いますが、後は正直言って微妙です。特に後ろの2作は、取り上げるほどの謎でもないと思います。愛嬌ある猫顔探偵は勿論、挿絵のイラストも可愛らしく、ほのぼのミステリを演出していますが、猫丸以外はむしろイライラする箇所が多いです。猫パンチしたい気分。 -
印象としては、「隅の老人」と「ブラウン神父」を足して2で割り、そして倉知さんの柔らかながらも皮肉の効いた雰囲気でコーティングした感じ。
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やっぱり日常の謎ものですごく好きな本!とはならないな
日常でこんな不思議な事が起こった時、猫丸先輩のように柔軟に落とし所のある答えを見つけられたらとても楽しそう
解決一つ一つは分かりそうで分からない、なるほどな!という感じ
この絵は好きじゃないなぁ -
タイトル通り「推理」ではなく「推測」なので解決には至りませんが、猫丸先輩の解答が良い感じにぶっ飛んでいて楽しめました。
ベストは【失踪当時の肉球は】。逆説的解決が鮮やかですし、コテコテのハードボイルド探偵がちくわを持って猫捜しするというギャップがツボにハマりました。
その他【桜の森の七分咲きの下】は序盤の余談が最後に繋がってくるところが、【たわしと真夏とスパイ】は細かい伏線を回収しながら論理的な解決がなされているところが良く出来ていると思いました。 -
だいぶ間を開けてしまいましたが猫丸先輩シリーズであります。講談社文庫に移り、挿し絵がついております。個人的に雰囲気は創元推理文庫の方がすきですが(苦笑)
短編は全て日常の謎系。正直、結論にもう一捻り欲しいかな、といった感じです。解説にもありましたが、ゆえに『推測』なんだと。確かにこの発端が全ての日常の謎系の下地にあるようにも思うので、価値あるものだとも思います。 -
短編集
最後に2作は、何処かで読んだ記憶がある
何処で読んだのかな
雑誌にでも連載していたのかな
思い出せない -
猫丸先輩が好きを。
どんどんかっこいい要素や事件性はなくなってきたけれども。