債権奪還 (講談社文庫)

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著者 : 高任和夫
  • 講談社 (2007年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758208

債権奪還 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 最後のみ ワクワクした
    元銀行員が主人公

  • リタイアした銀行マンが、もぬけの殻の状態から、仕事をしたい!という自分の中の熱意を見出だす話。
    もう少し病院の話は少なくて良かったかな、、、

  • 統合とリストラの嵐の中、早期退職に応じ銀行を去った藤倉。妻を亡くし、娘は結婚して一人暮らしをはじめた彼は、次第に酒浸りの毎日となっていった。だが、ある男と出会い、古巣の理不尽さを目の当たりにしたことから、藤倉の人生は再び動き出す。巨大銀行相手に戦いを挑む彼。失った誇りは取り戻せるのか?(親本は2004年刊、2007年文庫化)
    ・プロローグ
    ・第一章 転居
    ・第二章 倦怠
    ・第三章 焦燥
    ・第四章 入院
    ・第五章 発見

    帯には「情で理不尽な巨大銀行。男は誇りを取り戻せるか」とあるが、いまいちハマっていないので、そのような話を期待していると裏切られる。本書は、妻を亡くし、仕事への熱意も薄れ、人生の目的を失った藤倉の再生の物語である。そこへ、銀行の話を繋げたので、無理が生じどうしても、まとまりを欠くきらいがある。とはいえ、男が再生するためには、何らかの仕事が欠かせないということか。
    なお、光文社文庫の「告発封印」や「罪びと」では、再生した藤倉の活躍を読むことができる。

  • この本の作家の経歴とその題名からは想像しえなかったような読後感。他の作品も是非読みたくなった。

  • 「債権奪還」という猛々しいタイトルの一方で、実際の話は早期退職した男のさえない日々。  このさえない日々の詳細に痛く共感してしまった。

    50過ぎ、無職、家族なく嫁いだ娘のみ。 自分自身に希望もなく、日々酒を飲み続ける毎日。 ストーリーとしてはそこから過去の銀行での知識と経験を生かして返済に苦しむ人を助ける内容ではあるが、本当のテーマは50男の自己の再構築かと。

    多くのものをなくし、希望もなくした男がいかに自分に対する自信を取り戻して前向きに行き続けるか。 考えれば仕事をやめてからでも20年以上は平均で生き続けるわけで、どうやってモチベーションを高めるのか。 そんなお話。

    仕事を家族に話さない理由で、
    「話していないというより話せないんだ。 組織の仲間内だけでしか通用しない仕事をやっているから」
    気をつけないとすぐにこうなってしまう。

  • 自由になると拘束されたくなる。なんかわかります。
    親父っぽい本が好きなのではなく、父が読んだ本は全て読んでいるから仕方ないのです。

  • 銀行を早期退職した男・・・彼がもう一度輝きを取り戻すまでのイロイロ。やはり男って仕事が無いのダメなのかもしれない。

  • タイトルに若干裏切られましたが、内容自体は良かった。
    早期退職制度で退職した中年男が再び立ち上がるまでの堕落や葛藤がなぜか物凄く心に響きました。
    花、病院、お酒と作者の博識さが存分に詰まっているよい作品。

  • お堅い経済小説なのか?とおっかなびっくり手に取ったら、ぐいぐい読ませる。けれど静かな落ち着いた読後感。

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