φは壊れたね (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3789
感想 : 285
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062758987

作品紹介・あらすじ

その死体は、Yの字に吊られていた。背中に作りものの翼をつけて。部屋は密室状態。さらに死体発見の一部始終が、ビデオで録画されていた。タイトルは「φは壊れたね」。これは挑戦なのか?N大のスーパー大学院生、西之園萌絵が、山吹ら学生たちと、事件解明に挑む。Gシリーズ、待望の文庫版スタート。

感想・レビュー・書評

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  • 映画『羊たちの沈黙』でレクター博士が檻に収監されて、そこから脱出した際、景観を飾った風景を連想してしまった。
    事件。殺人事件が起こったら、すぐに警察に知らせよ。

    読みやすい。と思うことは、自分に合っているということか。
    楽しい。
    読み飽きない。
    続けて読める。


    海月くらげといい、赤柳初朗という探偵、何者。
    スイカ誰何。

  • 面白かった。
    S&Mシリーズを読んだ後だから、なんか短編を読んでいるような感じ。
    加部谷恵美のキャラクターが、中学生の時より子供っぽくなってるな、、、。

  • 順番を飛ばして読んでしまった…
    読みにくそうなタイトル、表紙に反して読み進めやすかった。舟本さんは消化不良。
    動機や、犯人等何と言うか、スッキリ度は少なめ。飛ばして読んだからかな?

  • ボリュームもちょうどよく、とても読みやすく3日で読了。森博嗣作品、2作目。知ってる登場人物が出てきて、嬉しくなった。
    トリック自体はそこまで驚きはしなかったが、個人的には好きな一冊。

  • 探偵役である海月君以外のキャラが立っていないように思える。
    特に山吹君が。ワトソン役でありつつも、物語の構造的には、可部谷さんとセットでトリックスターを担わせているのか。ものがたりの進行役として、都合のいい言動が多く、なぜ、彼がそんな言動を取るのか共感できず、彼という人間が頭に入ってこない。

    物理的な謎解きは鮮やかだけれども、心理的には不十分に思える。その結果、作品の主題、モチーフが何であるのか見えなかった。


  • 自分が掴んだ真実は自分が都合の良いように解釈したものである、ってことに納得できないと、この話をおもしろいと感じるのは難しいと思う。10人に9人は「おもしろくなかった」って言いそうだけど、1人は「大好き」って言いそう。
    自分としては、犯人が動機をべらべら喋るような小説よりはずっと好きかな。

  • G1
    不可解が多すぎる。
    Y字の死体、ふたりの女、呼び出された友達、扉を塞ぐ段ボール…
    相変わらず女が嫌いだけど、海月くんという、犀川先生に変わる探偵が出てきたので、良し。

  • 森博嗣作品を読んできた自分にとっては読むのが幸せな一冊。密室というミステリの王道の謎。西之園萌絵の登場。山吹や海月といった新たなキャラクター。森博嗣さんの小説を読める環境に生まれて良かった。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/470165

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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