孤虫症 (講談社文庫)

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著者 : 真梨幸子
  • 講談社 (2008年10月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761826

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孤虫症 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 真梨幸子さん、デビュー作からこれか…。

    お食事時には向きません。
    寄生虫館へ立ち寄った後に読めばさらにゾゾゾ。サナダ虫ダイエットとか、絶対やめようという気になります。

  • すごいホラー&ミステリ小説、読んじゃった。
    とにかく生理的嫌悪がすごすぎて(これは褒めコトバ)、読むのをやめたほうがじぶんのためのような気がしながら、すごいひきこまれて一気読みしちゃった。

    ぎゃー。

    って、ほんと、きもちわるさはいままでいろいろ読んだ本の中でダントツ。
    貴志祐介さんの『天使の囀り』もゾッとしちゃう「寄生虫」の話だったけど、あの話は、寄生されちゃったニンゲンにはある種の救いがあったよね。
    でも、この小説にでてくる「寄生虫」は、架空の虫、じゃなくて、ほんとに実在するもので、そのほんとの症例を読むだけでホラー小説読み切ったきぶんになっちゃう。

    そういう「寄生虫」に寄生されちゃった人たちの話。
    なんだけど。

    いろいろナゾがからんで、ミステリとしても、ぜんぜん先が読めないし、ぜーんぜん結末を予測できなくて、とにかく最後までひきこまれっぱなし。

    なにより、小説全体の構成がうまくて、ミステリのナゾが明かされたときまで、わたし、おもいっきり「騙されてた」。

    以前、おなじ作家さんの小説読んで、☆をひとつしかつけなかったけど、こんなものすごい小説書ける作家さんだったんだねー。
    しかも、これがデビュー作、っていうのがびっくり。

    人に「ぜったい読んでみてみて」ってすすめてまわりたくなるけど、すすめた人たちから恨みを買いそうなぐらい、きもちわるすぎて精神のダメージすごい。(これも褒めコトバ)

    なんかまいにちほっこりしすぎて、「ほっこり疲れ」がひどくなったときに、これ読んでみてみて。
    読んだこと後悔したり、こんなのすすめた人を呪いころしたくなったり、いろいろその後の人生でじぶんがいろいろかわっちゃったりするかもしれない。
    たとえば、もう二度と肉を食べれなくなったり、二度と有機野菜が食べれなくなったり、二度と水道水が飲めなくなったり、二度とセックスできなくなっちゃったり、じぶんのお尻がこわくなっちゃったり、ちょっとお腹がいたくなっただけで焼身自殺しちゃいたくなったり、部屋の鉢植えをぜんぶ外に放りだしたくなったり、とにかくいろいろじぶんの日常にダメージくらいそう。

    ぜひぜひ読んでみてね(^_^)←鬼

  • 殺し、不倫、何んでもありであと味悪ーい著者の作風が出ています。

  • デビュー作ということもあり、途中に挿入される子供時代の話や、ある人物に真相を一気に語らせるなど唐突に感じる箇所がありました。未回収な伏線もあり全体的に荒削りな印象でした。謎解き要素が弱くゾクゾクさせるホラー的な要素も弱かったのでもっと描ききって欲しかったです。
    ただ、全く関係ないだろうと目されていた人物がしっかり最後に絡んでくるあたりはなかなか巧妙で良かったです。

  • 7/5→7/8読了。
    真梨幸子さんのデビュー作。想像以上の気持ち悪さだった。グロさと女の醜さを表わす表現には鳥肌がたった。しかし中盤から、あれ?何かおかしいと感じてからはほぼ一気読み。どんでん返しとはいかないが予想外のラストだった。

  • いや、上手いこと騙されたー!!

    で、作品自体は面白かったのに最後の書評家の解説でかなり嫌な気分に落とされた。
    作品に対する敬意を示せない人の文章を載せないでほしい。

    「失笑してしまうほどの拙さ」
    「野蛮な小説」
    失礼な言葉がばんばん出てくる。
    しかも上から目線・・・階段を1段2段あがったくらいの高さなんてもんじゃなくて、
    雲の上からくらいの上空から目線で。

    こんな風に読後感を見だされたの初めて。うんざり。

  • 真梨幸子さんの描写はいつも思うが
    いやそこまで描かなくてもーというくらい
    女性の描写がえぐい。

    以上を踏まえて読むと全3章にわたり
    1:ある主婦サイドの内面描写
    2:失踪した主婦の妹サイドの内面描写
    3:引き続き妹の内面描写→からの
    →スカイヘブンに住む主婦たちの描写(真相編)

    となってまして、1が実は小説であり作者が誰なのか、
    なぜ小説を書くことになったのか、
    が孤虫症という激きもい実在の感染症の謎と絡むのですが、
    女性の描写を抜くと割とさらっと真相編へと進みます。
    短編になるくらいの勢い。

    実際真相編まで読まないと真相に辿りつけない(つけたら神!)
    がその真相編が全編主婦たちの会話で描かれるので
    ちょっと説明的ですよねー感がございます。

    その後さらに緊急報告書なるものが最後にあり、
    詳細な死人データなどが書かれてまして
    今後の展開が鬱とかより、
    ちょっと便ほりこむとかそういうことせんでよ!
    という気持ちの衝撃の方が大きかったです。

  • 430ページ読みきった…。つかれた…。
    ぶつぶつこわい。

  • いやぁ怖かった。登場人物も虫も。
    しかも現実にありそうなカンジでリアルに怖かった(*_*)
    嫉妬に狂ったり、セックスに溺れたり、人間の心の一番醜い部分をもろに、描かれていた。
    普段、いい人親切な人の仮面をつけていても心の中にはどろどろした感情が渦巻いてるんかな…と考えてしまい、実生活でも、目の前の仲良しの人に、妙な疑いの気持ちを持ったりした。
    入り込み過ぎかなぁ(^-^;

  • 真梨幸子さんのデビュー作…
    デビュー作から本当に引き込まれて、
    グロくてこわくてエロい世界が満載でした。
    さらに毎回真梨幸子さんの小説の結末は意外な人が犯人だったり、意外な事がありすぎて読むのが本当に止められない作品でした。
    今回もこの人が引き金だったの?!
    みたいなのがわくわくが止まらなかったです。

  • 読み返してみたいけど、読み返したくない。

  • 虫も怖いが人間も怖い。
    豊崎さんの解説「こんなもの書きましたけど、何か文句でもありますか」にニヤリ。
    メフィスト作品は面白いなぁ。

  • 途中から読むのをやめたくなるほど気持ち悪くなったが、ストーリーの流れが全く掴めないので、気になって仕方なく読み進めるという結果に。
    ミステリーとして推理するのは不可能だな。後からあとから、実はこうだった、と継ぎ足し継ぎ足しの事実が出てきて、真梨さんに振り回されて終わった。

  • 読みやすかった。
    荒削りとかなんとかあとがきに書いてあったけど、全然気にならなかった。
    途中からワケワカメになってくのが楽しかった。

  • これがデビュー作というのは、すごい。

  • 読み終わった。
    人間の醜い部分が生々しい。
    気持ち悪かったけど好き。

  • 嫉妬や恨みの恐ろしさ、破壊力

  • 孤虫症は真梨さんが作り出した架空のものだと思っていた。
    移動性の腫瘤を形成し患者から摘出された虫体は数~10mmと不定形らしい。
    2000年の時点での感染報告は14例で、日本がもっとも多く6例となっている。
    そのいずれもが死亡している。

    実際にあると知ってから読むと怖さが倍増する。
    ミステリーというよりもホラー小説のような感じがした。
    「私」が徐々に体内の虫を自覚していくようすが不気味だ。
    自分と関係のあった男たちが次々と死んでいき、それはそのまま自分の未来でもある。
    虫が苦手なので何度も途中で読むのをやめようと思った。
    虫だけではない。
    登場人物は「私」を含め、絶対に共感できないような人物ばかりで不気味だ。
    文体が読みにくいわけでもないのに読んでいて何故かやたらと疲れた。
    物語には形容しがたい毒がふんだんに盛られている。
    読み進んでいるうちと妙な居心地の悪さがどんどん増していく。
    心理描写をもう一歩踏み込んでいたらさらに…とも感じた。
    読み手を選ぶ物語のような気がした。

  • ぐへー
    健康的な(?)気持ち悪さと病的な気持ち悪さとが混じり合ってとにかくキモチワルイ。ぐへー
    もうね、絶対に生肉食べません。ぐへー

  • 真梨幸子らしい、図太い女性たちが巻き起こす不快な出来事に思わずニヤついてしまう。

  • 2016年、27冊目は『パラボス・アウォード2016上半期』初読み部門第2位(気になる方は↓参照ください→ http://togetter.com/li/995228 )、真梨幸子のデビュー作。

    家庭でのストレスの捌け口として、複数の男と不倫を重ねる、麻美。その不倫相手が次々と亡くなる。そして、彼女も自分の身体の変調に気付く。さらに、彼女の周りでは……。

    デビュー(作品発表)当時、その後の『殺人鬼フジコ~』の大ヒットを誰が予想しただろう。また、「イヤミス」なる言葉もなかっただろう。しかし、ココには、既に『殺人鬼フジコ~』の片鱗(引用参照)も、「イヤミス」の読後感の悪さもあります。

    第「3章」の流れなどは、少し性急に感じるトコロもあるし、タネアカシの甘さも否めない。それでも、展開の面白さと伏線の回収。嫉妬、情念、執念、見栄が渦巻くドロッドロさ。表現&言葉のチョイスはこの作品時点で及第点超え。

    こんなのが好きな自分も、やはり、解説にある「ハイリスク、ハイリターン仲間」なんだろうな……。

  • 真梨さんのデビュー作を久しぶりに再読。

    週に三回それぞれ別の男とのセックスを楽しむ女。
    その女の相手である男たちが次々と全身がコブのような出来物に覆われて急死する。
    女は自分にもそのコブが伝染しているのではと不安になり、図書館で調べる。

    はじめての作品なので、とても荒い。
    物語をうまく進めてきて結末では力技のようなまとめ。
    色々良くないところも目立ちがちではあるけれど、既に真梨スタイルが確立されている。
    女性のドロドロした妬みや他人と比較してしか感じられない満足といったものを、非常にえげつなく描いている。

    また、真梨さん作品によくある誰が語る物語なのかということが肝という手法も完全にではないが出来上がっている。
    そう考えると真梨幸子という作家はデビューから現在まで大きな変化はないのだと感じる。

    実際にある寄生虫に架空の病気を絡め恐怖を煽る。
    作中に図書館の書物にある文章という形で寄生虫のことを書いてあるため、真実味が増し面白い。
    それにしても身体の中に別の生き物がいるという寄生された状態というのは、考えてみるとなかなかのホラー。
    同じように妊娠も身体の中に別の生き物がいるわけだが、寄生虫には赤ちゃんを身籠るとか生命を育むというあたたかさなど一切ない。寄生虫は宿主の了解もなしに勝手に住み着いて食い尽くしたり中間主として利用するが、赤ちゃんは母親の身体を食い尽くしたり、上手いこと利用しようなどと考えていない。全く別のこと。

    文章が軽く読みやすいところも真梨さんらしい。
    本は余り読まないひとや軽く一冊読みたいときなどには真梨さんの本はもってこい。
    ただ読後感が良くはないので、読み口の軽さと気分の悪さのバランスがおかしくはある。

    それにしてもこの本の表紙絵の愛らしさは何だろう。
    こんなほのぼのとした心穏やかな要素は作中には全くない。
    そんな表紙絵と作品が合っていないところも面白い。

  • ふりーせっくすを楽しむ主婦(笑)交際相手が謎の奇病で次々死ぬ…って言うのが1章。2章はその主婦の妹目線から。その奇病がとにかく気持ち悪い。しかもかなりちゃんと想像出来てしまってずっと鳥肌!どうなるんだろう?的な興味と気持ち悪さはあるものの展開が妙過ぎて疲れた〜。

  • イヤミス女王真梨幸子のデビュー作を読んでみた。タイトルに興味を惹かれ購入。予想通り寄生虫を題材にしたストーリーだが寄生虫の存在自体の気持ち悪さはもちろんの事、女性達に寄生する憎悪や嫉妬、欲情といったドロドロした部分もこの作品の嫌悪感に拍車を掛ける。途中の章から視点が変わり、終盤へ向けて汚物をブチまけた様な人間心理のドス黒い汚らしい描写が加速する。ラストの学会に提出された緊急報告書が恐怖を煽る。症例が極めて少ないが現実"孤虫症"が存在する事を解説で知りダメを押された。

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