無限ループ 右へいくほどゼロになる (講談社文庫)

著者 : 大村あつし

• 講談社 (2009年7月15日発売)

感想・レビュー・書評

[バンクラプシーさんの感想 · 2013年2月20日]

内容（「BOOK」データベースより）
深夜の歌舞伎町。平凡な会社員の誠二は謎の女子高生から物を買う。それは、手を置くだけで怒りの度合いに応じて獲物の財産を奪える恐るべき箱だった。夜の銀座で金持ちを物色する彼は、しだいに狂乱の世界と運命の女に翻弄されていく。誠二が見た「無限ループ」とは?人間の欲と愛を描いた傑作ミステリー。

[ことぶきジローさんの感想 · 2012年11月2日]

久し振りにこういうレベルの作品を読んだ。あまりにも稚拙過ぎる内容に驚いた。怒りの度合いに応じて相手の財産を手に入れることの出来る箱ですか。単にそれだけで、ストーリーに山谷も無く、結末を迎えてしまった…

[cocopocketさんの感想 · 2012年10月17日]

稚拙な作品でした。
作文のような描写と作者の思い込みだけで、ガツガツと書かれてしまった作品というイメージ。

こんなものがあったらいいのにな～という作者の願望を、夢想をただ単に書き綴っただけとしか見えなかった。
なんとか身の回りの登場人物だけをつなげようとしているが、不思議な機械に関する矛盾などの検証ができていないために、？？だし、内容そのものも薄すぎる。

久しぶりに★一つです。

[l-o-o-lさんの感想 · 2011年12月1日]

シルバーボックスとかいう怒りのレベルで、怒りの相手から金を奪い取るモノ。
設定はいいと思うが、徳ノ川とかヨーコとか、かすみ視点での書き換えとこいくらでも盛り上げられた気がする。もったいない。

[なむさんの感想 · 2011年8月16日]

読者の予想を裏切るような展開もなく
駄目人間が運よく富と力を得ると更に駄目人間になるという話。
それを文学的に書くわけでもなく
高度なエンタメとして書くわけでもなく
文章としてはイマイチなのだが、スピード感は最後まであった。
そんだけ。

( ・_ゝ・)＜自業自得の勘違い男

[iyoharuka13さんの感想 · 2011年4月22日]

出来の悪い「世にも奇妙な物語」。主人公がいったい何をしたいのかが最後まで見えなかった。怒りのポイントが共感出来れば、のめり込める設定なのだが。

[しぃさんの感想 · 2011年1月30日]

設定は面白いが、非現実的すぎてまるでただのおとぎ話。
舞台を繁華街から変更すれば、子供向けにぴったり。

[cremarco503さんの感想 · 2010年11月14日]

ストーリー設定はおもしろいのだけれど、あまりにも状況や行動の経緯、登場人物の心象に関する記述が雑すぎて、全くもって心に響かなかった。
以前はVB関連のプログラミング本ではお世話になった作者だけに、ちょっと残念。

[w0530085さんの感想 · 2010年9月21日]

怒りの度合いに応じて相手の財産を奪い取れるシルバーボックス。もし、こんなものがあったらお金持ちになれるけど、実際幸せになれるのかはわからないなと感じた。

[hi_zakkyさんの感想 · 2010年8月25日]

謎の女子高生ヨーコから怒りの度合いによって相手から金を奪い取れるという不思議な箱（通称シルバーボックス）を入手し、それによって多額の金を得て、そしてそのせいで身を滅ぼすという破滅系ストーリー。

他人から突然特殊能力を授かり、そして同じ能力を持つ者が現れるパターンは乾くるみ『リピート』や映画『ジャンパー』を思い出した。

ストーリーとしては面白いのだが、リアリティがなさすぎなのが辛い。シルバーボックスという反則技的な存在を許す代わりにせめて他の部分にはリアリティを持たせて欲しかった。

著者プロフィール

大村 あつし（おおむら あつし）
Excel VBAを得意とするテクニカルライターであり、20万部のベストセラー『エブリ リトル シング』の著者でもある小説家。過去にはAmazonのVBA部門で1～3位を独占し、上位14冊中9冊がランクイン。Microsoft Officeのコミュニティサイト「moug.net」と技能資格「VBAエキスパート」の創設者。主な著書は『かんたんプログラミングExcel VBA』シリーズ、『新装改訂版Excel VBA本格入門』『大村式【動画&テキスト】Excel マクロ&VBA 最高のはじめ方』『Excel VBAコードレシピ集』（以上、技術評論社）など多数。「大村あつし Excel マクロ VBA」のチャンネル名でYouTubeでも活動中。

「2022年 『［改訂新版］Excel VBAをはじめるまえに絶対知っておきたい「マクロ」の本』 で使われていた紹介文から引用しています。」