戦場のハローワーク (講談社文庫)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765244

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  • 戦場ジャーナリストという仕事の実態の参考になる。

  • 国境なき軍事ジャーナリストの転職のススメ

    ゼネコン技術職を辞め軍事ジャーナリストになった著者は北朝鮮への密入国、チェチェンの反政府ゲリラの取材など独自のスクープをどうやってモノにしたのか!

  • 戦争ジャーナリストである著者の体験記でして、読み方によっては著者の自慢話にも見え、それが鼻に付くところが無いと言えば嘘になりますが、とはいえ銃弾と死体の渦巻く戦場を、ある意味純粋に「楽しみ、生き渡ってきた」それらの素直な描き方は、リアリズムでもあります。

    そんな言い方をすると「不謹慎な!」」という人もいるかもしれませんが、不謹慎と声高に叫べば現実が変わるわけなんてことはないので、それらの声を予想しつつも書ききった著者には敬意を表したいところ。

    この本には、重苦しい戦場だの、政治的な混迷さだのは、たいして描かれません。ただ、そこにある戦場。それが、主観的な視点からですがシンプルに描かれているので、確かにある意味での、戦場のハウトゥー本になっています。

    ワシは、自分の死の確率をわざわざ上げる気はしないので、縁が無い限り戦場という場に行くつもりはありませんが、それでも「ちょっと、覗いてみたいかも」と思わせてくれたのは面白いです。

  • 自慢話が鼻について、ちょっとつまらない。

  • 戦場ジャーナリストの話ですが、世界の旅行記に通じる物があります。

    面白い旅行記の特徴は「苦労を苦労と書かないこと」だと思います。

    命が危ない体験も、面白おかしく書けるのは才能だと思います。

  • こういった本は、途中でどこの国の話なのかわからなくなるのが玉に瑕。
    でもあまりよそで読んだことないような話が多かったので、満足。

    ギャルギャル天国って言いながら、
    写真に写った著者のメガネのレンズの大きいことと言ったら、
    そういう時代だったわけなんだけど、説得力を欠くようで
    笑っちゃう。

  • この著者はバカである。
    戦争を喰い物にして人の生き死にをおもちゃにして
    エキサイトメントを求めて自己中心的に突っ走る。

    最初の数十ページは読めども読めども反感しか抱かなかった。
    なんという糞ったれな人格破綻者だろう!と。

    だが、悔しいけれど面白い。
    20ページを過ぎた辺りからぐいぐい読ませる。
    イヤだと思っていた著者の考え方が読み手に浸透してくる。
    そこまで来ると一気に読んでしまった。

    ただ「ハローワーク」とは言っているものの
    途中からほとんど「これが俺の流儀!」という感じで自慢になっていくので
    この本を本気のハローワークにしても死ぬか
    日本国政府に多大な迷惑をかけるだけのような気はする。

    単なる戦争写真家にはこういうのもいる、と読むのが一番のような気がする。

    普通にエンターテイニング。

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