ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765268

感想・レビュー・書評

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  • ガガって引き込まれた。テンポよくて面白い。メインは高階講師赴任時の話。藤原婦長と高階講師、花房と世良過去の出会いや関係がわかるとまたバチスタから読み返したくなる。あと田口速水島津の原点。三者三様の反応が個性的。田口は思ってより芯のある人なんだなって思う。渡海と世良のやりとりが好き。

  • 2012.2.21読了。
    高階病院長の前任者、佐伯教授が仕方なく患者の体内に残したペアン鉗子が招いた誤解から17年後。
    渡海は父親の汚名を晴らし、恨みをはらそうと計画するが、事実を知ることになる。
    ブラックペアンはカーボン製。
    レントゲンには写らないし、焼いたらなくなってしまう。

  • めっちゃ面白かった。また読める。

  • 上巻より夢中になって一気に読んでしまった。
    だんなに読ませたら、
    夢中で読んでて電車を乗り過ごしたそうだ。

  • 正直上巻を読んだ時は、たいして盛り上がりもないしあんまり面白くないなーと思ってたんだけど、最後の最後でかなり盛り上がった。ブラックペアンてそういうこと!!と謎のとける下巻。「チーム・バチスタの栄光」の登場人物がちょいちょい出てくるらしいが、バチスタ読んだの前過ぎて全部忘れちゃった。
    でも、これ上下巻にする必要ないと思う。一冊が薄すぎるよ・・・・。

  • 医療小説。ただし広義のミステリの枠からは外れていない(ように見える)あたり、やっぱりこの作者はミステリ作家だな~と思います。

    病院内部の、傍から見ているとうんざりしてしまうような人間関係が、爆弾的なもので一気に引っくり返される快感が海堂ミステリの魅力だと思いますが、この作品もそんな感じ。ブラックペアンというアイテムが、とてもよく効果的に使われています。

    また、他の作品との関係性も網の目のように張り巡らされており、物語世界の広がりにさらに期待せずにはおれなくなる一冊です。

  • 田口先生の原点

  • 待望の文庫化。上下巻に分ける必要があるのか
    微妙な厚さですが、面白いです。

    あの人がこうだったのかとか、この人はどうな
    ってしまったのかとか、いろいろな意味で楽し
    めます。

    バブル崩壊前の昭和を感じさせる一冊です。

  • (上下巻共通。)
    ちょっと昔の話。
    もう、完全に医療小説ですね。
    手術シーンが多く、楽しめました。
    ちょっと残っている推理小説的な要素も、いいスパイスになっていましたね。

  • バチスタシリーズの原点がここにある。佐伯教授と渡海の因縁が、下巻で予想外の結末を迎える。ブラックペアンという本のタイトルの意味が最後にわかります。ブレイズメスという続編もあるようなので、また読むのが楽しみです。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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