6時間後に君は死ぬ (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062766524

感想・レビュー・書評

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  • 未来予知をテーマにした短編集。
    エピローグで何故か涙が出そうになりました。
    運命は自分の力で変えられると思う。

  • タイトルのインパクトに惹かれて購入。
    短編で読みやすく、バッドエンドじゃないからか消化不良にもならず良かった!むしろなんだか物足りないぐらい。

  • 物語自体は面白いけど展開が読めてしまう。

    「もしも努力が実って百五十人の命が救えたら、
    天国の一番いい部屋に予約がとれるだろう。」
    という5章女主人公?のセリフが好き。

  • T図書館
    2007年
    2008年「6時間~」「3時間~」のドラマ化、高野氏脚本、監督

    短編5作
    6時間後に君は死ぬ
    時の魔法使い
    恋をしてはいけない日
    ドールハウスのダンサー
    3時間後に僕は死ぬ
    エピローグ 未来の日記帳

    《感想》
    短編で面白い作品は正直あまり見かけないが、これは面白かった
    未来が見える圭史が全部の話に登場する
    また登場していたと、伏線的な見つけた感動があってよかった
    キーポイントは「未来」
    最初(6時間~)と最後(3時間~)の話が対になっていた
    変わらなかった未来と変えられた未来のような対だ

    かといえば2編「時の魔法使い」では、主人公、朝岡未来(みく)の今現在の自分と20年前の自分が出会い会話をする
    何かお金持ちになるようなアドバイスでもするのかと思ったら、結局、現在貧乏な自分を肯定し「みく、未来、希望にあふれた未来」と20年前の自分に語りかけ、このまま頑張れと叱咤激励をするのだ
    いやー自分だったら未来を変えるため、勉強した方がいいよとか、何か身に付けなさいとか、仕事は辞めるなとか言うに決まっている笑

    高野氏は時間の切り取り方が上手いと思う
    タイムトラベラーのような長編を書いてほしいなと勝手に思った

  • 語り手は変わるものの、未来のビジョンが見えるという青年・圭史がキーパーソンとなる物語。ミステリーもあれば、心がほっこりするような話もあり、様々なタイプの物語が楽しめて面白かった。高野和明さんの作品は3作品読んできたが、それぞれタイプが違ってすごいなぁと。ただ、物語に引き込む力はどの作品もすごくて、この「6時間後に君は死ぬ」も先が気になって、読む手が止まらなかった。

  • とても胸に響く作品だった

  • 予知能力に絡む6つの短編集。
    もっと重たい話なのかと思って読み始めたがサラッと読めて面白かった。
    どの話も面白かったけど「時の魔法使い」が良かった。
    まだいろんな夢や希望に溢れていたピュアだった?子供の頃の自分に会ってみたいと思った。

  • 全く無関係の物語が、運命で繋がっていた。
    最後がハッピーエンドなら自分の運命は見たくないけれど、バッドエンドなら自分の運命には最後まで抗いたい。でも、運命は分からないから面白いんだと思う。

  • 読みにくいわけでも、面白くないわけでもないのに何故か読了に時間がかかりました。三度目の正直でやっと読了です。

    他人の未来に関する〝ビジョン〟が見える、ある青年が関わるお話の短編集でした。
    『13階段』みたいに最後に向かうにつれてハラハラドキドキ感が増していき、スピーディに物語が進むのが流石でした。

    『時の魔法使い』『恋をしてはいけない日』『ドールハウスのダンサー』が特に面白かったです( というか全て面白くて大好きです )。読んでいて前向きになれるお話だと思いました。
    表題作の『6時間後に君は死ぬ』のその後がわかる『3時間後に僕は死ぬ』で終わってるのがまた素敵でした。

    映像化しているそうなので観たいな。

  • 読みやすかった、連作短編かな
    そんな好きな感じでもなかったけど
    なんか時限ミステリ?ふわふわ変な感覚

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著者プロフィール

1964年生まれ。2001年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。著書に『幽霊人命救助隊』、『夢のカルテ』(阪上仁志との共著)など。2011年、『ジェノサイド』で第2回山田風太郎賞を受賞。自著のドラマ化『6時間後に君は死ぬ』では脚本・監督も務めた。

「2012年 『グレイヴディッガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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