新世界より(中) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 12510
感想 : 719
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768542

感想・レビュー・書評

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  • 面白くなってきたぞー!
    この度重なる試練や冒険が、最後にどのように決着するのか!
    下巻へ!
    早く読み終わりたい!!

  • 大人たちが築き上げてきた社会に不信感を募らせる子供達。
    自分たちは決して権力者の好きなようにはさせない、自分たちには等しく権利が与えられるべきだと主張するスクィーラと、早季たちの状況が対比されており、ますます神栖66町の異様さを見せつけられます。
    そして大切な仲間たちとの別れ。世界に引き込ませる筆力は最高です。

  • バケネズミとの戦いで命を落としかけた二人は、何とか仲間の元へと辿り着く。
    無事に帰れたことを喜ぶ子どもたちだったが、規則違反を許されたわけではなかった。
    危険な子どもは排除し、記憶を操り、すべてはなかったことに。
    倫理委員会と教育委員会の存在、注連縄で囲まれている本当の理由とは。

    現代の先にあるのがこんな世界だとしたら、未来には絶望しかないのかもしれない。
    異常過ぎる町の成り立ちに、驚きよりも恐怖の方が大きく。
    この子たちがどういう道を選ぶのか、どう生きていくのか気になります。

  • 寝る間も惜しんで本を読んだのは本当に久しぶり! 楽しめるときにちゃんと楽しめてうれしい。 人におすすめしやすい本ではないけど、好きな人とはとことん語り合いたい。 薄気味悪い街の本質がみえてきてぞくぞくっとして、そういう、読んでいる最中ずっとなんとなく頭の中にある未知への恐怖や疑念や違和感?みたいなものがこの作品のいちばんの魅力だなと思う。

  • 世界の成り立ち、悪鬼と業魔、八丁標(じめ)など、徐々に秘密が明らかになっていくのは非常にスリリング。
    個人的には中巻の助演男優賞は、バケネズミのスクィーラ(野狐丸)にあげたい。

  • 徐々に明らかになっていく伝説の正体。
    平和の中に隠された残酷な現実。

    上巻でも感じましたが、
    想像を絶していて面白いです。
    絶しているのに文章が巧みで描写が緻密、且つ
    的確なので想像して読むことができました。

  • 上巻は読み終えるまで二ヶ月かかったのに、この中巻は2日で読み終えた。このまま面白いまま下巻も終えれますように!

  • 面白かった。総評を下巻に纏めます。

  • 続き即購入の後、秋の夜長にイッキ読み!本当にこちらもドキドキわくわくしながら読めました。

  • 上で感じていた違和感や謎の種明かしをしてくてる一方で、さらなる謎がたくさん出てきた。
    個人的には、3つの巻のなかで最も感動するシーンが多かったと思う。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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