天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Green Side (講談社文庫)
- 講談社 (2011年2月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062768924
感想・レビュー・書評
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ベスト盤の赤と青を手に入れてほくほくしていたら
なんと緑とオレンジまで刊行されていたとは!
相変わらず朝5時半に起床し、道路交通法を遵守して大学への道を姿勢正しく歩き、
その道すがら垣間見る一家の暮らしぶりをさりげなく気にかけ
幼い子どもからゼミの学生、大学の同僚から
バーで偶然隣同士になった伝説のロックスターまで
巡り会ったあらゆる人を曇りのない公平な目で観察し、
求められれば助言を惜しまず
誰かを救おうなどという驕りとは無縁なのに
その公正さで無意識のうちに誰かを救ってしまう、
そんな柳沢教授が素敵すぎて
見開きで描かれた柳沢教授の家系図に、飼い猫タマの子分となってでもいいから
加わりたい♪と妄想してしまいます。
(だってほら、タマの右隣にちょっとだけスペースが空いてるし♪)
「花の名前」・「風を創る」で描かれる
大学の学長まで登り詰めても、あるいは教授職を手放して家庭に入っても
老骨に鞭打って(柳沢教授、ゴメンナサイ!)ママチャリで爆走しても
学びたいことが世界にはまだまだある!と高らかに宣言できてしまう
若々しい奔馬のような学問欲に心打たれ
「心の雨」で描かれる
見かけは近寄るのを躊躇ってしまうくらいハードなパンク野郎のヒロミツの
実はものすごくまっとうで、やさしい心根と
やさしさ故に失敗を繰り返す彼に、面と向かって
「でもヒロミツはかっこいいよ」と言えてしまう世津子の潔い愛情に拍手して
でもでも、試着室から「どうかしら」と頬を染めて出てきた奥さんに
「パンダのようですね」はないよ!柳沢教授、世紀の大失言だよー!
と思わずつっこんでしまう、ベスト盤 The Green Saideなのでした。 -
やっぱり華子ちゃんの出てくる話がおもしろい。
私の人生に、柳沢教授も関わってくれないかなあ。 -
穏やかに、時に癒される。主人公だけでなく回りの家族も大変魅力的です。続けて「華子との生活」「柳澤教授red版」購入しました
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ほのぼのしたり、考えさせられたり、くすっとなったり、「あるある!」ってなったり。
日常のありふれた出来事も切り抜き方次第でこんなにも魅力的で面白い出来事になるのか、と。 -
柳沢教授。本当にステキです。奥が深い。絵が上手い。
「チーズスイートホーム」での誘惑のお返しに
情報をそこで寸止めする...
「チーズスイートホーム」での誘惑のお返しに
情報をそこで寸止めするとは、
nyancomaruさんったら、お茶目すぎる♪
値下がりを待たずに、やっぱり早く買っちゃおうかなぁ。。。
はい。巻末に初出が載っていますが、描き下ろしが1本、「猫本」から1本(「猫本」って?)、他9本...
はい。巻末に初出が載っていますが、描き下ろしが1本、「猫本」から1本(「猫本」って?)、他9本は「天才 柳沢教授の生活」1~25巻に掲載されたもの。タマ以外の猫が登場する話もありますし、「孫・華子」に収めても良い作品も。。。私のお薦めは「気高さの秘密」「タマごめん」「WILD BOY」です。。。
やっぱり買っちゃおう!と決意を新たにしたりして。
そうそう、「猫本」って、いろんな漫画家さんの猫漫画を...
やっぱり買っちゃおう!と決意を新たにしたりして。
そうそう、「猫本」って、いろんな漫画家さんの猫漫画を集めた本らしくて、
確か萩尾望都さんの作品とかも載っているようだったので
私も気になっていたのです。
思い出させてくださって、ありがとうございます♪