警視庁情報官 トリックスター (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771016

感想・レビュー・書評

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  • 2014/2/24 10読了

  • いつものことながら内情話にはだたただビックリ。そしてまた主人公の非凡な才能。しかしいくらなんでもそこまでのことは無いでしょう、現実には。

  • 警視庁情報部室長・黒田が暴く、世界的宗教組織2グループが絡んだ4つの巨大詐欺事件。財閥婦人、代議士、新興宗教の教祖という大物に手を伸ばすが…

    警視庁情報部という架空の部署で暗躍するスーパー主人公。…のはずなんだけど、うーん。正直そんなに有能に見えないんだよなあ。そして、大体の登場人物が黒田よりアホに描かれているので、アホばっかの世界に見える…警視庁幹部も防衛省幹部もさすがにチョロすぎ。中学生か。
    事件自体は国をまたいだ巨大詐欺事件・警視庁本部襲撃とかなりの大事件なのに、いまいち緊迫感が伝わってこない。

    しかし、遥香は思わせぶりに登場して思わせぶりに警察手帳触っといて結局なんもなしかよ!肩透かしだわ!!

  • 詐欺師 vs 警視庁情報官
    事件は、詐欺だけでなく、宗教団体、などの、日本のタブーにまで踏み込み面白い。 
    しかし内乱罪など現行犯で適用できるものか? そこは作者の願望でしょうね。

  • これは面白かった。
    巨万の富を撒き餌にして、体裁や権力や利権や、宗教など、複雑な要素を、情報によって、紐解いていくさまが、心地よい。

    情報の取り方、活用の仕方は、仕事にも通ずる。

  • 情報収集において一番大切なのは想像力だという黒田が今回も活躍する。
    詐欺事件を調査するうちに代議士、新興宗教などが次々に現れ、一つに繋がっていく。
    そして、襲来に対する防御においても黒田ならではの発想力が生かされる。
    息つく間も物語が進む。

  • 6月-1。3.5点。
    警視庁情報官第三弾。
    国際的な詐欺師と、その周辺を捜査する黒田。
    今回も大物政治家、また宗教法人絡み。
    スケール大きく、シリーズでいちばん面白いかも。
    こなれてきて、説明文書が少ないからかな。
    次作も期待。

  • 先の先の展開をよむことが大事です

  • 警視庁情報官シリ−ズ。ノンキャリ警視黒田が大活躍するインテリジェント小説。ストーリーのキーとなる新興宗教団体が現実の団体を微妙に思わせリアリティがある。政治家、暴力団、宗教団体がそれぞれの思惑で絡み合い決して表出することのない大きな事件に発展していくのをインテリジェントを武器に追っていく黒田がたまらなくカッコいい。

  • 難しい。
    相変わらず、登場人物・団体が多く、それらが複雑に絡み合っている。
    把握しきれないまま読み進めたので、最後まで字面は追ったが理解はしていない状態。

    宗教はわからないなぁ。自分自身には無い感覚なので「純粋に教えを信じる」ということに共感できないし、理解できない。

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著者プロフィール

1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー。主な著書に「警視庁情報官」「ヒトイチ 警視庁人事一課監察係」「院内刑事」シリーズ(以上、講談社文庫)、「警視庁公安部・青山望」「警視庁公安部・片野坂彰」シリーズ(文春文庫)など。現在は危機管理コンサルティングに従事するかたわら、TVや紙誌などでコメンテーターとしても活躍中。

「2022年 『プライド 警官の宿命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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