- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062771016
作品紹介・あらすじ
汚い詐欺師たちが、裏社会で手を結んでいたとしたら?警視庁情報室の黒田は、複雑な詐欺の連鎖を一網打尽にしようと、財閥婦人、新興宗教家、大物代議士らを追及していったが…。社会の実相を見据えた描写と、警察小説史上類を見ないエピローグに度肝を抜かれる。唯一無二の情報エンターテインメント。文庫書下ろし。
感想・レビュー・書評
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激しいアクションがあるのかと思っていた。淡々と話が進んだ感じ。まあ勝手に想像していただけ。
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アマゾンでの評価が高かったので購入。
著者の作品は初めて手にしましたが、楽しめました。
主人公、黒田は警視庁総務部企画課情報室室長。
ノンキャリアながら優秀な警視であり、様々なルートから信用性の高い情報収集を行い、調査を進めていく。
本作では、企業を相手にした多額の詐欺疑惑、新興宗教による警視庁襲撃、大物代議士と暴力団との結び付きが、黒田によって、全て繋がっていく、というもの。
こう書くと、規模が大きすぎてまとまりのない仕上がりではないかと思われそうですが、無理なく、きちんとまとめられています。
著者の背景を知らずに手に取ったのですが、警視庁出身、議員秘書経験者だったのですね。
道理で作品内でもリアル且つ、勉強になる程の詳細な描写がなされているのかと、納得しました。
登場人物が多くを語らず、余計な枝葉を付けることもないので、主軸がブレていないのも私好み。
シリーズ3作目だったようなので(失敗)、これから1作目に戻って読んでみようと思います。 -
小説らしくなってきた
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面白い。ただ、関連事件が多過ぎてついてくのが大変。
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23だんだんエンタメ色が出て来た感じ。啓蒙感がなくて読みやすい。でもその分印象が薄れると言う矛盾。
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【作品紹介】
複雑に絡んだ詐欺の連鎖――「また一つ繋がった……!」こんな警察小説、読んだことがない!汚い詐欺師(トリックスター)たちが、裏社会で手を結んでいたとしたら? 警視庁情報室の黒田は、複雑な詐欺の連鎖を一網打尽にしようと、財閥婦人、新興宗教家、大物代議士らを追及していったが……。社会の実相を見据えた描写と、警察小説史上類を見ないエピローグに度肝を抜かれる、唯一無二の情報エンターテインメント!
【感想】
濱作品らしい、日本の裏社会を描いた作品。
新興宗教と政治家の結びつきは理解できるが、新興宗教とヤクザの結びつきが、イマイチ現実離れしていて相変わらずピンとこない。
今後も濱作品を読んで、その辺りの理解を深めたいところ。 -
汚い詐欺師たちが、裏社会で手を結んでいたとしたら?警視庁情報室の黒田は、複雑な詐欺の連鎖を一網打尽にしようと、財閥婦人、新興宗教家、大物代議士らを追及していったが…。
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ここに登場するトリックスター=詐欺師は、皆いけ好かない奴らだ。ベンチャー企業の未公開株に絡む詐欺から、大企業、国会議員、暴力団、新興宗教へと波及する大きな話になっていく。黒田が警視庁内の公安や組対よりも情報力に優れ、国際的な人脈を駆使して容疑者を追い詰めていくのが、本シリーズの見せ所だが、警視庁襲撃を描くエピローグが短くて、少し物足りなさを感じた。また、新たな恋人が登場したが、人定の描写がなくて若干の不安が……(笑)
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試験のため、しばし中断していた読書再開。
1冊目は文章がちょっと苦手なシリーズの第3弾。
今回の敵は「詐欺師」。政界や企業の中に蔓延る詐欺師や、怪しい宗教団体など、ターゲットがたくさん。話が広がり過ぎて、最終的にどこに焦点を当てたいのかが、いまいち分からない。普通の小説ならば、クライマックスになるようなシーンもエピローグで描いてしまうのが、なかなかユニークと言うか…文体に慣れて来たのか、今回はそこまで女性を軽視した発言が多くないからなのか、今までよりはさっくり読めた。 -
3.0 最近お気に入りの警視庁情報官シリーズ。今回もまずまず楽しめました。