- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062771306
感想・レビュー・書評
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舞台は大阪。主人公のしのぶセンセはじめ登場人物も大阪人。
とくれば、言語もすべて大阪弁。
大阪人の私ですが、大阪弁は文章にするとほんとに読みにくい。
起こった事件は「殺人」というヘビーなものだけど、それを解決するのが小学校教師、若干25歳のしのぶセンセなのだから、その内容はかなりライトです。
これには続編があるので次はそちらを読んでみましょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さくっと読める東野圭吾として勧められたけどさくっとしすぎた。
某少年探偵アニメのように都合よく事件が起きて解決されていく。
読書したい!っていうタイミングでは読まないほうが良かったな。 -
だんだん面白くなったけど、赤川次郎っぽい
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読みやすくてあっとゆう間に読んでしまった。殺人事件の内容に関してはちょっと雑?強引な感じも否めないが、児童文庫的な感じでまぁいいんじゃないでしょうか。でも続編はしばらくいいや。
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帯文:"女の先生だから、解ける謎がある。"
目次:しのぶセンセの推理、しのぶセンセと家なき子、しのぶセンセのお見合い、しのぶセンセのクリスマス、しのぶセンセを仰げば尊し、解説 宮部みゆき -
読んだことはないんですがドラマを見て読んでみたいなと思っています。
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20120830読始。20120906読了。
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『浪速少年探偵団』というタイトルだから、少年達が主人公かと思ったら、小学校の先生
ミステリの要素としては、できすぎの設定がやや鼻につくけども、この物語の面白さは、何より先生=しのぶセンセのキャラ立ちが魅力的。
しのぶセンセはコテコテの大阪人。解説で宮部みゆきが言及している通り、じゃりんこチエのチエガちゃんが大人になったような感じで、若くて奇麗なのだが、かなりの悪タレ・・・でありながら周りの人たちを魅了する素質がある。
それだけに続編も読みたくなってしまう。
作中ではファミコンとかがブームなっているので、おや、古い時代の設定かな?・・・とおもったら、この『浪速少年探偵団』は1988年の作品。それだけに、原題の、何となく冷たく陰湿な心理背景がテーマとなりやすい”子ども”が、どことなく活発に描かれている。
本作では5つの事件
■しのぶセンセの推理
しのぶセンセの教室の男の子の父親が殺された。その父親は、仕事も持たずダラシがない生活で、妻子とアパートに住んでいたのだが、ある夜、借り物の軽トラで出た後にある川の堤防で殺されていた・・・。
さて、事件の真相は・・・ということで、しのぶセンセの初推理
■しのぶセンセと家なき子
教室の子どもが、ゲームソフトのひったくりにあった。それも二件続けて、そのひったくり犯を(勝手に)捕まえようとする中、別の事件が展開した。長屋に住む男の他殺?
思いついたらすぐに走り出してしまうしのぶセンセの名推理が炸裂。
■しのぶセンセのお見合い
お見合い中に(←たべものに釣られただけのしのぶセンセ)起こった、ある企業の社長の殺害事件。なんと、お見合いに同席する筈だった社長さん。犯人は、お見合い相手・・・?複数の心情が絡み合う複雑な展開を見せた物語。
■しのぶセンセのクリスマス
シャワー室から女性の遺体が見つかった。4人でクリスマスパーティをする筈だった女性が殺されていたのだ。浴室には「ケーキ」のダイイングメッセージ。また、しのぶセンセが偶然買ったクリスマスケーキの中に、血塗られたナイフが出現。そのナイフにはシャワー室で死んだ女性の血がついていた・・・。
■しのぶセンセを仰げば尊し
教室の男の子と同じアパートに住む女の子の母親が3階から布団とともに転落。単なる事故かと思われたが、男の子はそこにあやしさを感じ、しのぶセンセに相談。まtあ、町では、若い女性の痛いが発見されていた。二つの事件をつなぐのは・・・。
といった感じの、ソフトタッチのミステリ。
探偵なのは、少年たちではなくて、小学校教師のしのぶセンセなのだが、子どもたちの活躍も物語を左右する重要な要素だ。
また、色恋沙汰とは無縁と思われるしのぶセンセと、彼女に恋する複数の男性の恋愛物語も、良いスパイスとなっている。
続編は『しのぶセンセにさようなら』になるんだろうか。
ついつい読みたくなる探偵物語だ。 -
ドラマに登場されている俳優さんのイメージがピッタリでした。
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しのぶ先生が好きになりそう。
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ドラマに影響されてみました。
東野圭吾の固い文体は得意ではないのですが、これは大阪弁がいい感じのガス抜きになっていてかなり読み易かったです。
ただ、ミステリ、となると……?
思い出したように殺人事件がある大阪の学校話、と思った方が楽しめるかと思います。 -
連続ドラマ化。
多部未華子がしのぶ先生というイメージではない。
大阪の雰囲気伝わるも個人的にミステリとしては残らないシリーズ。
「女の先生だから、解ける謎がある。」(新装版帯~)
それほど繊細なものでも… -
大阪弁って人の印象がよくわかる。
しのぶ先生の人柄や性格が言葉によって、
より現実的になる。
作品にでてくる先生のイメージはとても好き。
こんな教職者が現実にいた方が良い。
みんながみんなそうではないだろうが、現実は暗い。 -
しのぶセンセのスピード感のある推理が面白かった。
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軽いタッチで気楽に読める作品。東野圭吾って、大阪出身だったのね。
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面白かった~!!
読みあじスッキリで、キャラクターがいい。
今放送中のドラマもちょっとだけ原作と変えてる部分が良くていい。脚本家がきになる… -
初期作品ですね。読んでませんでした。相変わらずサクサク、面白い!
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宮部みゆきさんの解説にもあるように、大阪弁でポンポン進んでいく痛快な東野圭吾です。
大阪弁が染みついたわたしは、イントネーションもそのまんまであっとゆーまに読んで、はぁ楽しかった~!!という内容です。ドラマ観てみようかな -
すごく読みやすくて面白かった。
東野圭吾は講師とか教諭とかのシステムを詳しく知っているから講師として勤めてたのかな、と思う。
しのぶセンセを取り合う新藤と本間がいい人で羨ましい。