タカイ×タカイ CRUCIFIXION (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771672

感想・レビュー・書評

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  • 再読。このシリーズにしては派手な事件(笑)でもやることは相変わらず地味。探偵って地味なんだよね。再読で気づいたんだけど、めちゃくちゃ西之園回じゃね?ラストにはあの人の名前も出るし。あちらも読み返さなきゃ。「幻惑の死と使徒」は再読必須な気がする……

  • 有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内にある地上約15メートルのポールの上に、他殺死体が掲げられていた。調査依頼を受けた鷹知祐一郎と、鷹知に協力する小川令子、真鍋瞬市はW大助手・西之園萌絵の助けを得て、事件の真相に迫ります。Xシリーズ第3作。

    S&Mシリーズ(『幻惑の死と使途』)とGシリーズを読んでから、本書を読むとさらに楽しめます。

  • 記憶が正しければ、この巻から初読。のはず。
    →いま確認したら、バッチリ読んでました。本当になーんにも覚えてなかった!

    マジシャンが出てくるから、どうしても幻惑の死と使途思い出すなあ〜と思いながら読んでたけど、やっぱりそうなのね?ちょっと後で確認する。宮崎さん。

    萌絵ちゃんが相変わらずかっこよくて好き!必死に隠れる椙田さんも本当面白い。あの二人と遭遇した真鍋くん、めちゃくちゃレアじゃない?
    小川さんもかっこいいな〜!習い事、がんばってほしい。真鍋くんと永田さんの会話も面白くて好き。続きを読むことがひたすら楽しみ!

  • 既読

  • 【あらすじ】
    「あんな高いところに、どうやって死体を上げたのでしょう?」有名マジシャンの自宅敷地内で発見された他殺死体は、奇妙なことに地上約15メートルのポールの上に掲げられていた。
    事件関係者の調査依頼を受けた≪探偵≫鷹知祐一朗は、複雑に絡み合う人間関係の糸を解きほぐし、犯人の意図と事件の意外な真相に迫る。不可解極まる事件の意外な真相とは!!Xシリーズ第三弾!

    【感想】

  • やはり、ミステリーは奇抜な舞台であった方が面白い。今回は久々にトリックの一部が解けて少々気分良し。

  • 自分的にあまり惹かれるものが少なかった巻なので、
    同性に支持される割に、それほど魅力的描写の少ない彼女が惜しいよな、と思ったり。

  •  森先生の作品としては、読みやすい(・・? Xシリーズですが、今回は森先生らしさも加わって更に面白かったかも♪

     『タカイ×タカイ』は、Xシリーズのスリリングさに、森先生らしい建築的なトリックを加えたスキのない作品でした。更に「最後をエレガントに成長した萌絵が締める」というゴージャスな展開です。物語の中では飲み物を残す萌絵ですが、読者はフルコースをデセールまで楽しんだという満足感と萌絵の粋なかはらいによる後味の良さが得られます。

     Xシリーズで登場したメインキャラであるはずの、鷹知、小川、真鍋も、凡人?らしい可愛らしさがあり、中々いいを味出していますが、今の萌絵に太刀打ちできるのは、もはや犀川先生か四季だけなのではないか?という感じです。ところで、森先生は、Xシリーズで何をしたかったの?

     続編である『ムカシ×ムカシ』と『サイタ×サイタ』は、まだまだ、講談社ノベルスじゃないと読めないみたいですね…それでは、先ず『レタスフライ』を読んで、次に『キウイγは時計仕掛け』を読んで、更に『スカイ・クロラ』を読みましょう。

  • エピローグのみの登場だった、西之園萌絵ががっつり謎解きに参戦!

    早く萌絵がメインで登場するS&Mシリーズ読みたい!

    「イナイ×イナイ」では、犯人消失?
    「キラレ×キラレ」では、切裂き魔
    「タカイ×タカイ」では、死体がポールの上に、

    Xシリーズの、タイトルの付け方が面白くて、好きだなぁって思った。

    小川の、真鍋に対するスタンスが少し謎。
    世話焼きおばちゃん(っていう年でもないか)なのか、ちょっとしたやきもちなのか…

  • かけるシリーズ3作目。有名マジシャンの自宅で他殺体が発見される。遺体は人のポールに高々と掲げられていた。事件の調査を依頼された鷹智は周辺人物の捜査を開始するが、真相に近づくにつれ、鷹智は不穏な予感を感じ始める。

    マジシャン関連するということで、幻惑の死と使徒を連想しましたが、内容は全く異なっています。何が違うかを説明するとネタバレになってしまうので書けませんが、様々な人間模様が交錯して、後半ページを繰る手が止まりませんでした。
    小川と真鍋の会話も今までで1番面白かったです。
    西之園かっこよさが増してますねー。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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