人類資金1 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776172

感想・レビュー・書評

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  • 戦後日本の復興を支えた『M資金』と云われる地下埋蔵金。
    いつの時代でも、真しやかに語られてきた。

    時は流れ21世紀になり、『M資金』は緩やかに忘れられた頃。

    それでも『M資金」の呪縛にとらわれ続けていた詐欺師の真舟はある日、謎の男Mに“『M資金』を盗み出してほしい”と頼まれる。

    日本の地下に蠢く闇に触れた時、世界のルールの外側へ足を踏み入れるのだ。

  • 想像以上に面白く続きが気になります。
    伏線や謎の部分は良い感じに広がっているので、後はそれが上手く纏まるのを期待するのみです。

  • 終戦の混乱期に日銀地下金庫から消えた金塊・・・M資金と呼ばれるがその実態は謎に包まれたまま。

    今後の展開が気になる序章本であった。

  • 「あれ!?今度は自衛隊ものではないの?」
    アメリカ傀儡、日本の自律、古来から引き継がれ持つべき理想、
    主義の異なる勢力、超人的若者と挫折から枯れた中年と。。。
    ってならないで欲しいな。
    エンターテインメントとして作品ごとに楽しんではいるのだけど。

  • 時代設定は2015年という超近未来
    現在の金融至上主義を痛烈に批判している。

    「M資金」という歴史上幾度も犯罪に使われた謎の資金を柱に据え、話が展開される。

    第1巻は、物語の種が蒔かれただけで、まだまだ全体が見えてこないが、そのやむにやまれぬ思いが伝わってくる。

    さてさてどう展開するのやら。楽しみ。

  • 導入のつかみは最高!
    あっという間に一巻を読了した。
    さっそく二巻へいきたいが、その後の発売日を考えて適度な間をもって読み進めたい。
    劇場公開も楽しみだ。

  • 2013/8/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2022/7/11

    5年ぶりの福井作品。終戦直前に略奪された金塊が元になった?M資金をめぐる物語。最初は200ページくらいの薄い本が続く。この後、どう展開していくのか。

  • sample s reader aug 3,13

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    終戦の日、日銀の地下金庫から莫大な金塊が姿を消した。戦後の混乱と日本の復興を糧に膨れ上がったその資産の名は『M資金』。七〇年の歳月が流れ、詐欺を生業とする真舟雄一の前に“M”と名乗る男が現れ、あるとてつもない計画を持ちかける。閉塞し混迷を深める世界に革命を促す書下ろしサスペンス超大作。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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