- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062776172
感想・レビュー・書評
-
戦後日本の復興を支えた『M資金』と云われる地下埋蔵金。
いつの時代でも、真しやかに語られてきた。
時は流れ21世紀になり、『M資金』は緩やかに忘れられた頃。
それでも『M資金」の呪縛にとらわれ続けていた詐欺師の真舟はある日、謎の男Mに“『M資金』を盗み出してほしい”と頼まれる。
日本の地下に蠢く闇に触れた時、世界のルールの外側へ足を踏み入れるのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
想像以上に面白く続きが気になります。
伏線や謎の部分は良い感じに広がっているので、後はそれが上手く纏まるのを期待するのみです。 -
終戦の混乱期に日銀地下金庫から消えた金塊・・・M資金と呼ばれるがその実態は謎に包まれたまま。
今後の展開が気になる序章本であった。 -
「あれ!?今度は自衛隊ものではないの?」
アメリカ傀儡、日本の自律、古来から引き継がれ持つべき理想、
主義の異なる勢力、超人的若者と挫折から枯れた中年と。。。
ってならないで欲しいな。
エンターテインメントとして作品ごとに楽しんではいるのだけど。 -
時代設定は2015年という超近未来
現在の金融至上主義を痛烈に批判している。
「M資金」という歴史上幾度も犯罪に使われた謎の資金を柱に据え、話が展開される。
第1巻は、物語の種が蒔かれただけで、まだまだ全体が見えてこないが、そのやむにやまれぬ思いが伝わってくる。
さてさてどう展開するのやら。楽しみ。 -
導入のつかみは最高!
あっという間に一巻を読了した。
さっそく二巻へいきたいが、その後の発売日を考えて適度な間をもって読み進めたい。
劇場公開も楽しみだ。 -
sample s reader aug 3,13
-
内容(「BOOK」データベースより)
終戦の日、日銀の地下金庫から莫大な金塊が姿を消した。戦後の混乱と日本の復興を糧に膨れ上がったその資産の名は『M資金』。七〇年の歳月が流れ、詐欺を生業とする真舟雄一の前に“M”と名乗る男が現れ、あるとてつもない計画を持ちかける。閉塞し混迷を深める世界に革命を促す書下ろしサスペンス超大作。