小暮写眞館(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4169
感想 : 277
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062776738

感想・レビュー・書評

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  • 最初のほうが少し読みにくかったが、途中からはするする読めた。 事件を解決していく部分がなかなか、かっこいい

  • なんだか懐かしい世界です。
    キャラが立ちあがってきます。
    それぞれがいい味を出しています。

  • 古い写真館に引っ越した縁で、心霊写真と関わる事になった高校生英一。
    ミステリー?ファンタジー?
    昭和のオカルトブームみたいな感じ。
    「心霊」になった方法に違和感があっていまいち共感できなかった。
    それだと世の中、心霊写真だらけになっちゃうよ。人間、生きていたら辛い事、いっぱいあります。
    下巻に期待。

  • 久しぶりの宮部さん。相変わらずストーリーが上手いし、登場人物もいい。最後は少しだけ暖かくなる。こんな高校生活だったら楽しかったかも。

  • 引っ越した新居は古い写眞館。高校生の花菱英一に持ち込まれる心霊写真の謎を友人たちと追う青春ミステリー小説。
    稀代のストーリーテラー宮部さんの渾身の一作。大ボリュームだけど、物語に吸い込まれていく感覚は流石の一言です。一枚の写真に込められた人間の想い。現代のデジタルカメラやスマホ写真にはない味わいが、フィルム写真にはある。

  • 読了日2011/11
    第1章 小暮写真館
    第2章 世界の縁側
    第3章 カモメの名前
    第4章 鉄路の春

    高校生、花菱英一が家族で引っ越した先は、古い写真館。
    そこで、心霊写真をめぐる謎を、天才弟やクラスメートたちの協力を得ながら解決していく。
    ミステリーというよりファンタジー。
    書き下ろし700ページで、まるっと2週間どっぷり宮部世界を堪能でした。

  • 両親が酔狂に買い込んだ古い写真館にまつわる事件を解決していくうちに、心霊写真探偵みたいになってしまった栄一。弟のピカ(光)や親友のテンコ、写真館を売りつけた不動産屋さん達と共に、非日常な日常を過ごしていく。

    ほのぼのした写真館話かと思っていたら、かなりミステリーな話でした。念写とか普通にできそうな気がして来ます

  • いい話ではあったにゃ
    期待しすぎたにゃ

  • 心がほっこり。宮部みゆき先生の家族もの、友情もの、好きだ。
    花ちゃん・ピカちゃんの兄弟愛、そして幼くして亡くなった妹の風子への想い、魅力的なキャラ・テンコ、コゲパンとのやりとり。
    語り口が高校生のわりに落ち着いていてちょっとサバサバした感じのする主人公・花ちゃんであるが、なんというか、人を想う気持ち、愛がある人だなあと思う。
    下巻を読むのが楽しみだ。

  • 宮部作品にでてくる男の子はみんな優しい。
    とても読みやすく情景が浮かぶような繊細で緻密な文体が最高にすき。短編もたまらなく面白く、引き込むのは流石の一言。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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