- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062779784
感想・レビュー・書評
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なんでも教えてくれる鏡やら、小人やらファンタジー要素がかなり強めのミステリ。
でもファンタジー要素はあってもちゃんとしっかりとしたミステリになってて凄い。
魔法の鏡をどう使えば効果的か、など展開はかなり論理的。
探偵の三途川理は前作よりだいぶゲスさに磨きがかかったように思う。
彼はかなり癖があるので好き嫌いが別れるだろうなぁ。
うわーゲスだなーとは思うけど…なんだろう…なぜか私は憎めない。
やってることを考えるとほんとに非道だから実際いたらもちろん絶対いやだけどキャラクターとしては癖があって好きかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
童話モチーフの、不可思議アイテムあり、制約付き論理バトル。
真実を映す鏡の使い方の幅の広さがとても面白い。
ゲス探偵が、こんなにゲスいのに、三途川の思考ってやっぱり結構すごいんだよな。ゲスいけど。
しかし彼にいたっては、どこまでもゲスくあってほしい。
緋山VS三途川の構図には燃える。 -
ディズニーの「魔法にかけられて」を思わせるつくりで、超常ルールを使った本格ミステリっぽい作品に仕上げている、新しもの好きの審査員先生方にはたまらない作品だろう。ケータイ・ネット世代には読み返してロジックやトリックを検証するような構成では読んでもらえない、と。それに対する解答が本作だという。まぁ何というか、自分の印象としては本格ミステリと言うのには難ありという印象。小説として嫌いではないが。6.5
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探偵対探偵の話?
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斬新な設定だけどうまくいかせてないかも。もう、一捻りあると良かったです。
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理系トリック。ロジカルシンキング好きな方にオススメします。