紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 (講談社+α文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062817097

感想・レビュー・書評

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  • 鉄くず拾いから身を起し、コンドームの訪問販売や金貸し業を経て、実業家となった著者の一代記。それもこれも全てはいい女とやるため、というのがすごい。普通、金ができると女だけでなく、社会的地位を含めた名誉が欲しくなったり、ギャンブルや美食の限りを尽くしたりしそうなもんだが、著者の野崎氏の目的はただただ女のみ!
    ただ、タイトルから想像するほどエロネタは多くなく、野崎氏のビジネスに対する信条が多く記されているので、起業を目指す人への心構えとしてのビジネス書あるいは自己啓発本ととらえた方が良いような気がした。

  • 70代の男性が若い女性と性行に至るには特別な方法はない。

    人よりも金を稼いで、人が嫌がることを文句を言わずにやる。
    それだけ。

    この人をスケベモウロクじじいと批判するにはこちらも覚悟しないと

  • ・自叙伝

    赤裸々に綴られた体験談が痛快で魅力的だった。
    素敵な女性と過ごしたいと思うのはとても共感できるが、ここまで芯を持ち、リスクを取って行動できるのは並大抵のことでないと思う。

    実業家といえば表に出て来る人にしか光が当たりずらい中、こんな実業家がいて、こんな「成功」の仕方もある、ということを知らしめてくれた著者や出版社を讃えたい。

  • 女に狂った経営者の本かと思いきや、それだけでなく昭和を生き抜いた起業家の話だった。

    薬局が規制されていて未だ少なかった時代、コンドームを堂々と買えないことをビジネスチャンスと捉えて、コンドームの行商をする。

    見栄を捨てて明るく話したり、「売らないと親方から怒られる」と同情を誘ったり、あらゆる物事を褒めたり(犬の鳴き声が煩くても「可愛い声ですね」など)という営業の基本を学べた。

    そこから金貸しに転じるが、そこは意外にも慎重に決断していたのも面白い。リスクへの敏感さは稼ぐ起業家の条件な気はする。

  • 2017/5/3

  • コンドーム売りの行商なあ・・・・

  • 紀州の片田舎で金融業、不動産業、梅干屋などで財産を築いた実業家のモチベーションは「キレイでグラマラスな女性とHをしたい」という1点に集約されていた。が故に、口説いた女性は4千人、貢いだ金額は30億を下らないそうで、挙句の果てにデートをしていた女性から数千万円を奪われて、その報道がキッカケとして注目を浴びて、この度、晴れてその自叙伝というか助平懺悔譚を上梓したということである(笑)

    この本は前半の2つ、つまり上記の強奪事件の顛末と作者が事業で成功するまでの出世物語が面白い。後半は自慢話と商売の哲学や健康法など、急速にどうでもいい感が出てしまう。

    全体を通じて「いや、私なんて緒戦、魅力薄ですからお金で何とかするしか女性なんて口説けないですよ。アホでしょ?」みたいな自嘲や諦念に満ちている雰囲気と、「夢を持つのはいいことだ、諦めずに集中して努力すれば、ほらこの通り成功(性交)するでしょ!」という屈託のない強いメッセージが感じられて、そこは目的と手段がどうであれ、夢もなければ自信もないような若者にもぜひとも読んでもらいたい自叙伝だと思いました。(少なくとも前半部分は)

  • 好みの女とエッチしたい。
    その一念だけで資産数十億円まで成り上がった著者の伝記。
    クズ拾いからコンドーム販売、金貸しまで、色々な事業に取り組んでのし上がった。
    高度経済成長期で市場が伸びていたとはいえ、顧客を捕まえるためのトークノウハウの工夫など、努力を積み重ねてきたことが分かる。
    目標がなんであれ、ここまで成り上がれるのはスゴイ。
    オリジナルの名刺に1万円札を挟んで渡す

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著者プロフィール

1941年、和歌山県田辺市生まれ。酒類販売業、不動産業などを営む実業家。地元の中学を卒業後、鉄屑拾い、訪問販売員、金融業など様々な商売を手掛け、裸一貫で億単位の財を成す。2016年2月に50歳下の愛人に6000万円相当の金品を盗まれワイドショーなどで話題となり、同年12月に上梓した『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』(講談社刊)がベストセラーに。「いい女を抱くためだけに生きる」と断言する野崎氏の人生観に、感銘を受ける日本人がジワジワ増加している。

「2018年 『紀州のドン・ファン 野望篇   私が「生涯現役」でいられる理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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