美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講談社BIZ)

著者 :
  • 講談社
3.64
  • (8)
  • (16)
  • (18)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 125
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062820783

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「すげぇ、かっこいい」と思えば、多少高価でも、故障タイマーがあろうと、思い切って買っちゃおう。と高校生の頃から、数多くのソニー製品を所有してきた。
    それが、最後にソニー製品を買ったのはいつだろう。と思い出せなくなっている。
    本書は出版されて既に7年経つが、今だからこそ客観的に読むことができるし、ある一面からだけど、ソニー文化が感じ取れ、自分がソニー製品に熱狂し・冷めた理由も何となく納得した。
    今後、ソニー本体がどうなるか?分社化された各企業がどうなるか?に興味が余計に沸いてきた。

  • プレステ1におけるファイナルファンタジー発売の衝撃を経験した思い出がある人であればプレステの話は面白いと思う。個人的にはプレステでファイナルファンタジーが発売されると聞いてプレステをようやく購入する気持ちになった思い出がある。これは、ドラクエ3発売に匹敵するぐらいいまでも鮮明に思い出せる出来事である。

  • あまりビジネスとか企業人に関する本は読まない自分だが、これは面白かった。この本が出版されてだいぶ経って、PS3の評価と現状も変化しているので、現在との対比で読んでみても面白い。ビジネスマン/技術屋としての久夛良木さんが何を考えていたのかというのもあまり情報がなかったので参考になる。有能だとは思うが、この人の下で働くと大変だろうなぁ…

  • SCEの奥の奥までわかります。
    技術的な面とビジネス的な面、両面から考えられます。
    久多良木さんあってのPSだなぁとつくづく思わされました。
    SCEの目指しているところ、やっていることを知りたい人はぜひ。

  • いかにSONYはプレステを成功させ、プレステ3は微妙になったのか。
    そこに至る思いや経緯がよくわかります。

    これだけ大きいことをするにはいろんなことが関わるけど、案外一人の強い思いがいろいろまきこんで進むんだな、ということがわかります。その一方で、それでも積み重ねてきたからこそ変われないものや、客が持つイメージとのギャップとかもあるんだな、と。
    その辺アップルはうまいことやってますね。
    SONYも逆襲の時がくるのか。

    翻って、そこまでして働くってのは何なのかな、とも思いましたが。
    面白かったので、しばらくこれ系を読もうかな。

著者プロフィール

ITジャーナリスト。
1971年福井県生まれ。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。取材・解説記事を中心に、主要新聞・ウェブ媒体などに寄稿する他、年数冊のペースで書籍も執筆。テレビ番組の監修なども手がける。主な著書に「ポケモンGOは終わらない」(朝日新聞出版)、「ソニー復興の劇薬」(KADOKAWA)、「ネットフリックスの時代」(講談社現代新書)、「iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏」(エンターブレイン)がある。

「2022年 『メタバース×ビジネス革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西田宗千佳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×