化物語(上) (講談社BOX)

著者 : 西尾維新

• 講談社 (2006年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[あおいさんの感想 · 2019年8月18日]

個人的な趣味好き嫌いなんで申し訳ないんだけど、どうにもこの手の（清楚系）めちゃくちゃかわいい頭もいい子が実はツンデレ俺様お姫様で気弱な少年（といいつつその男の子も異能者）をふりまわす（でも男の子のが実はひっそり上手でふりまわされているつもりはない）系のキャラクター設定が苦手で無理でした…。


多分高校生の時に読んだらまた全然違ってはまったと思う。
型にはまる前に読みたかった。

[ケンさんの感想 · 2012年5月18日]

戯言シリーズで急加速、刀語でちょっと失速？いや多分あの鬼畜日程が悪かったんだろう……そう思っていた時期が私にもありました。
化物語はいわゆるボーイ・ミーツ・ガールもの、といえば聞こえはいいのですが帯(付箋？)に書かれている通り、西尾維新の趣味で書かれているものだと思われます。故に、出てくる女子が全て属性持ちです。ツンデレとかそういうの。そしてこのタイトルなので化け物というか妖怪が出てきます。
誠に残念なことですが、化物語の前に京極堂シリーズにはまっていた人間としてはそれのオマージュとも言えず、ぶっちゃけパクリに見えました。妖怪を祓う要素に違うものを入れれば良かったのでしょうが、ねえ…
後日アニメ化されましたが、それも見ていてかなり苦痛というか話脱線しすぎだよ！とばかり思ってしまい話が全く楽しめませんでした。どうしてこうなった。

[bongobongoさんの感想 · 2011年3月11日]

厳しく書きます。ずばりムダな会話が延々と続くわけなんですが、これが知性のカケラも感じられず、かつ伏線すら殆どないため、はっきり言って下らない。全編にわたり、漫画オタクのガキの人気を取ろうしているとしか思えない展開が続きます。下巻も読めって？　やです。

[ina96さんの感想 · 2009年8月30日]

アニメを見てから読みましたが、
これはライトノベルの代表作だと思いました。

設定は毅然としてかっこよく
文章は読みやすく
音楽を流して聞くごとく
小説を流して読む、というのにピッタリ。

ただし、男性向けだと思います。
女性が読んだら引くかもしれません。
いろいろが楽しむ以前に
冷めた目でシラける自分がいました…。

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中！

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」