フィオナ旅行記 (講談社BOX)

著者 : 小雨大豆

• 講談社 (2010年11月2日発売)

作品紹介・あらすじ

最新スタイル（文体）で描く“冒険ガール”登場！！
「good！アフタヌーン」誌によるブログ連載で話題を呼んだ“歓びと哀しみの旅行記”が、待望の単行本化！

過酷な旅を“歓び”と“哀しみ”で綴る、まったく新しい試み。究極の“ブログ文体（スタイル）ファンタジー”誕生！

遠く彼方の異世界の住人、フィオナ・ローエングラム嬢がブログで綴る「過酷なサバイバル生活」。元軍人の彼女が、奇妙な生態系に覆われた世界を旅する中で、個性的な人々と触れ合い、何を感じ、何を見つけるのか――。そんな異世界の旅の記録が、「笑い」と「涙」の「未知なる体験」へと貴方を導く！

感想・レビュー・書評

[群馬大学理工学図書館さんの感想 · 2012年8月10日]

（推薦者からのコメント）話の構成などが面白く、ぜひみんなに読んでもらいたいからあと、出てくる生き物たちがとっても特徴的で、それを見るのも面白い。Webcatのリストには無いようですが書名、ISBN、著者名などは間違っていませんので、購入お願いします

[birdheadsさんの感想 · 2012年3月8日]

もともとはネットでの配信で話題となった物語をまとめた一冊です。

内容はタイトル通り、フィオナ・アップルの旅行記です。
フィオナがモバイルに保存していく日記を閲覧していくのがこの小説の書き方の特徴であり、フィオナの撮影した写真には思わずワクワクしてしまいます。

ストーリーは思いの外に重厚で、フィオナの過去には驚きの連続でした。『キノの旅』とか好きな方にはお勧めです(^_^)

[reqponさんの感想 · 2012年1月31日]

面白い試みだけど読むの疲れた(^^;)

[sweetcakeさんの感想 · 2011年5月23日]

異世界の住人、フィオナ・ローエングラム嬢がブログで綴る「過酷なサバイバル生活」。「ｇｏｏｄ！　アフタヌーン」にてｗｅｂ連載された注目作がついに書籍化！

[rantさんの感想 · 2010年11月24日]

意外とアタリ。
はるか未来の地球でることをボツボツとそこかしこにちりばめながら、生態系や生物がまったく異なる異世界さながらで。
旅行記の形をとっているせいか、センスオブワンダーの雰囲気がよく出てる。
こういうの好きだったりする。
あまりシリアスはないけど、湿っぽい話やギャグに近い話が多くて読みやすい。

・・・横書きでさえなければ。
blog形式とはいうけどねー。むー。

[ノノさんの感想 · 2010年11月10日]

ブログ形式のファンタジーです。旅する主人公フィオナが、その道中の、出会いと別れと食べ物との悲喜こもごもをモバイルに綴ってゆく。読者はそれを覗き見ているような感じ。
起承転結、壮大な話がこの一冊に！ というようなものではなく、短編集という体裁に近いといえば近い。一人称ライトノベルです。
軽く読み始めて、彼女の旅の行く末が気になって読み続けてしまう。集中力の続かないときでも、ブログの１エントリは一頁ちょっとくらいで、それぞれに必ず一枚はイラストもついてくるので、とても読みやすい。ただ、ネットでの連載ではイラストがカラーで見やすかったのに比べ、本著では白黒、しかも小さく、たまに文が重なっているのが悲しい。
舞台は遠い未来。文明が滅び、現代にはない様々な生物が跳梁跋扈し、地球各地に小さな国が散らばる。
そんな世界を旅するフィオナの徒然なる記録会を、ちょっと覗いてみてはいかが？

著者プロフィール

漫画家。作品『九十九の満月』『フィオナ旅行記』など。Ｔｗｉｔｔｅｒアカウント＠ｋｏｓａｍｅｄａｉｚｕ

「2019年 『学び生きるは夫婦のつとめ（3）』 で使われていた紹介文から引用しています。」