帝都万華鏡 桜の頃を過ぎても (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
- 講談社 (2007年12月3日発売)
本棚登録 : 109人
感想 : 14件
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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062865050
感想・レビュー・書評
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鳩さん、初読み。最近の新刊が評判で新人さんだと思ってたのですが、もうずっと前にデビューしていたのですね。こちらがそのデビュー作。
書かれているのは大正時代の帝都に生きる青年二人が結ばれるまでのその長い半生。これがすごく良かったです。
登場人物の心理描写も丁寧で、なおかつ時代小説としての体もきちんと成している。それらが独特の空気感を醸し物語を作っているといっても過言ではなくこんなに完成度の高いBLは初めてだと思いました。その上ちゃんと萌えもあったし。
言葉遣いや表現など、ラノベとしてのBLに慣れている層には敷居がほんの少し高いかもしれません。ですが小説もBLも好きな人にはぜひ読んで欲しいお話です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不思議な文体だったけど…たまにはこういうのもいいかなー栗本薫推薦の意味がよく分かった。そっくりだった。
ねっとりとしていながらも哀愁漂う…素敵な世界観です。 -
初!ベーコンレタス!!
そこまでディープではない…筈。
文体が美しいが、若干回りくどいかしら。
今後が楽しみな作家さんであります。
報われてない春洋さんが好き。