全裸男と蛇男 警視庁生活安全部遊撃捜査班 (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062868471

作品紹介・あらすじ

霊感0の鈍感刑事・石田智宏は、突然の辞令に従い、警視庁生活安全部に異動することに! だがそこで待っていたのは、マンションに幽体離脱して(なぜか全裸で!)現れた、特別捜査官・神瀬京介を始め、あまりにも個性的なメンバーで……!? しかも、その部署は、超常現象を調査するため部署で、通称遊撃捜査班と呼ばれていた。智宏と遊撃捜査班のメンバーは、様々な零現象などと対峙することに……。

感想・レビュー・書評

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  • 私のご贔屓、長谷慶二さんの秘書結城さんがはじめてしゃべった記念すべき1冊として、これは私のバイブルと言えましょう。
    妖怪アパートから○年、やっと~~~!!(泣)
    これだけでテンションだだあがりでした。

    内容についてはちょっと……遠い目をせざるを得なかったというか……。
    妖怪アパートファンとしては、それ公式でやって(書いて)ほしくなかったなと残念です。
    何のことかは、ご覧になった方だけがわかっていればいいと思うので、慶二さんについて妖アパ以上の情報はいらないという方はご覧にならないで!ほんとに!

    BLのライトノベルで霊能警察もので、今回は蛇男で京介の義弟清明くんが中心人物のお話です。
    なんだろう……それ以上の説明がとくにない。

    妖怪アパートしかご覧になられてない方は、まず念頭にこれはBLなんだと思って前作「全裸男と柴犬男」からご覧ください。
    これはBLなんです。BLなんですよ……。

  • 愚兄賢弟というか。作者の京介贔屓が分かりやすい笑
    あと妖アパの解説書いている人に長谷慶二パパ好きがいましたが、彼女へのサービスでしょうか?このシリーズでは結構出ずっぱりですね、これも作者のサービス精神の高さなのかしら。

  • 変な匂いがする家がある、という通報。

    家から警察失踪者、そして友達の姉を助けてくれ、という
    何の関係もなさそうな事件が次々と。
    これがまさかこういう状態になるとは思いませんでしたが
    きれいに繋がっているな、と。
    そして守護霊は、本当に守ってくれる存在なのだな、と。
    悪い事をしても、守ってくれる、というのは
    守護されている人にとっては万歳ものですが。

    しかしBL作戦。
    思いつくのもすごいですが、一応それらしく演じられるのも
    かなりすごいものがw

  • シリーズ2作目。登場人物たちはみな相変わらずの個性的なキャラで楽しめますが、事件の方がどんどんえげつなくなってきて、ホラーが苦手だと相当怖いかもしれません。被害者になんの落ち度もないところが気分の悪さに拍車をかけます。後味も決して良いとは言えなくて大人向けだというのを再認識しました。長谷パパに対するトモの見解が印象的でした。――「今じゃ目刺しは見るのも嫌だ」ではなく、「今でも目刺しが好きだ」と言えるのは、金で苦労した時代をきちんと自分の血と肉にした証だ――

  • シリーズ2作目は宗教の洗脳騒ぎから始まった。そして、幸せな一家4人を死に至らしめた不幸の数々。その原因の元をたどる遊撃捜査班の面々と清明。幽霊もコワイけど、人間もコワイ!法では裁けないけど、法よりも重い報いを受けてスッキリ…というより、ただただコワ〜イ解決でした!にしても、今回は表紙イラストの割には幽体離脱、出ませんでしたね〜。続きが読めないのが残念。

  • シリーズ2作目。全裸度はゼロ(笑)。呪い怖いが清明はもっと怖い。守護霊が神様だと傲岸になりがちだけど、自分をよく律しているなぁと。一見チャラい京介だけど終盤は身体張ってましたねー。この兄弟、京介が助けられてばかりいると見えて、清明も京介に救われている部分があるんだな。
    もう続き読めないのが残念。

  • よりホラーになって帰ってきた!まさかの続刊

    p158「ホモが嫌いな女子はいません!!」
    この一言に香月日輪が集約されました。
    いるだろ嫌いな女子

  • 人間の汚い部分を結構容赦なく書いてるのに、最後に必ず救いもあるのが好き。

    興味本位で人に呪いをかけたこととか、呪いの内容とか、その呪術者の退治の仕方とか、かなり残酷なのに守りたい人にはとことん甘い。人間てこんなもんだよね、と思う。

  • うーん。香月さんはそっちよりの人だったのかな?シリーズ2作品しか読んだことないけど、確かに男性キャラの方が多いし、生き生きしてるよね。158ページ3行目は、そうなの?断言するの?って思って若干引いたわ。好きとか嫌いとか、そういうふうに思わない面々もいるんだけどなぁ。話自体は面白いとは思うものの、なんというか自分と合わない部分があるのも事実。

  • 香月さんの最後の本(でいいのかな?)となってしまった作品
    ずっと積んだままだったので読まないもの申し訳ないと思って読了
    妖怪アパートシリーズを読んでいるだけのゆるいファンなので、このシリーズは2冊で終わってしまって残念
    ご本人もスターシステムを使いつつシリーズを続けたかったのかなと感じます
    前作や妖怪アパートシリーズ同様人間の持つ独と闇。心の裏側をえぐってくる内容と主人公たちのおせっかいとお説教で締めて終わる内容に安心感がw
    妖怪アパートシリーズよりも好き勝手にできるレーベルなのでホモ書き放題で良かったですね……と少し思ったり
    中二病あふれるスーパーなキャラクターたちが俺たちが正義だ! とばかりに活躍する世界を量産できるところはある意味才能の一つなのでおいしい人を失った気持ち
    あちらの世界ではゾロの同人誌を好きなだけ作ってヨミケットで売っていているのかなーと思いながら故人のご冥福をお祈りします

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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