- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062930611
感想・レビュー・書評
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伏線を見落とした・・・。くやしいなぁ。ここで正体見破れなかった事!!
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2の続き。砂糖が大活躍。姉さんが余計なことをし、ひどい目に遭う。
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いい意味で予想を裏切ってもらいました。読み進めるうちに加速してどんどん読み進めたくなる、そんな感じでおもしろかった。
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玲奈は案外よく泣く。
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2016.1.18 読了
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妹を死に追いやった探偵、死神との対決が描かれるシリーズ三作目。
松岡さんのお家芸と言えば、様々な雑学や知識をミステリのネタとして組み込むところ、そして女性主人公の暴走。今作はそんな松岡さんらしさが、ぎっしりと詰まった作品だと思います。
あまりの暴走っぷりと話が筋道に乗ってくるのが遅い印象だったので、前半はちょっともたついた感がありましたが、後半からの展開は衝撃的かつハード……
ミステリとしての展開の妙はもちろんですが、徹底して日の目の見ない玲奈の境遇の辛さが、何より印象に残ります。
シリーズをここまで読んでいて思ったのが、悪魔の返り血を浴びた騎士の話。正義の騎士は悪魔を殺しますが、その返り血を浴びてしまい、騎士は悪に憑りつかれてしまいます。
この小説の探偵像は、仕事のためなら盗聴、住居侵入などプライバシーの侵害はお構いなし、依頼者の足元を見る探偵たちなど、徹底して探偵を無法者の悪人として描きます。
玲奈はその探偵を取り締まる役回りでありながら、彼女自身も探偵なので、結局は他の探偵と同じように違法行為を犯し暴力もいとわず、そうした探偵たちに制裁を下します。
玲奈の探偵の様子を読んでいると、彼女の行動をどこまで正当化できるのか、と個人的には思ってしまいます。しかし、彼女自身そうした行動は正義心から動いているので、それを責めることができるのか、とも思ってしまいます。
正義の行動がいつのまにか周囲から見ると、悪と変わらないように見えていってしまう……。そうした正義と悪の境界線の曖昧さが、また作品を単なるエンタメ以上のものにしているように思います。
次巻でシリーズに一区切り。玲奈が最後にどこにたどり着くのか、気になるところです。 -
うおおおおお!なんだこの展開!!
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市村凛の恐ろしさ、めんどくささはドラマ以上。いい加減にしろと言いたくなる。
決戦の場所が違うのは、小説のよさ!ドラマのよさを生かしていてよいなぁと。
3巻までが、連ドラ内容。あらためて、いい量感でうまく作っていたなと思わせる。