私家版鳥類図譜 (KCデラックス モーニング)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063346947

感想・レビュー・書評

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  • クリエイティヴとはどういうことかを知る作者が、あえて行った、鳥縛りの話集。大変面白い。ホムチワケの伝承は、感動を呼ぶ。女媧伝承は、作者のユーモアの感覚と、知識の体系としてのパロディと、作者お得意の世界。

  • 塔の話が印象的。

  • ホラーからSF、ギャグなどなど鳥を題材にしつつも幅広いジャンルの内容でお得感たっぷりでした。
    やはり全体を通してシュールな味に仕上がっています。

  • 深く甘く怖く面白い。
    不思議な、それでいて壮大なオムニバス。
    私家版、と名付けられたのも分かる、
    これは分類不可能だ、実際私も、
    このレビューを記録するに当たってカテゴリすらどうするか決められなかった。

    「鳥」という存在をキーワードに、
    自由に、それこそ作者が鳥のようにあちこち飛び回って、
    思いつきやイメージやちょっとした物語の種なんかを、
    のびのびとそのまま描ききったような。
    だからこそ、こんなに凄まじい印象になるのだと思う。

    どこか、ミヒャエル・エンデの短編とか、
    宮沢賢治の世界を彷彿とさせる。

    生命と、神と、ヒトと、不可思議と。
    創世記じみた話が多いのも諸星ファンとしては「キター!(゚∀゚)」な感じで嬉しい。

    そのまま膨らませば、映画や長編漫画なでもなりそうな話を、
    短編としてサラリと描ききってしまう潔さが快い。
    変に自分の世界に酔った感がないのも良い。

    嗚呼、私家版爬虫類図譜とか魚類図譜とか、
    もっとたくさん読みたいな。
    この人の翼に乗って一緒に色んな世界を見てみたい。

  • 「本牟智和気」を収録。

  • 塔に飛ぶ鳥が好き。この話の終わり方は秀逸だと思う。全体的に不気味さがあってよかった。魚より好きかなぁ。

  • ちょっと怖いのもあって、こういうの好き。

  • この人の漫画は色んな意味で危ない。

  • 鳥に関する不気味な漫画集。
    出てくる鳥がやたらと怖いんだよー。諸星大二郎の漫画は中毒性が高い気がします。

  • 鳥の話ばかりを集めた作品。
    未来で鳥がとっても貴重な生き物になっている話が
    凄い面白かったです

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著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、SF等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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