カレチ(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
4.12
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本棚登録 : 221
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063728644

感想・レビュー・書評

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  • 古き良き国鉄時代の新米カレチ(乗客専務車掌)が繰り広げる人情味あふれる話が良い。このマンガ当たりだった! 宮脇俊三氏の文庫を同時に読んでいるだけに、九州方面の寝台特急の話に感慨深いものがあった。

  • 京都駅で雷鳥の写真を撮ったのを思い出した。

  • 1-3+

  • 2015.11.11

  • 心温まるね!

  • 鉄道の仕事は規則遵守が第一だが、それを超える対応があったときに感動が生まれる。そんな話が全編にわたって散りばめられている。
    舞台は昭和40年代の国鉄でノスタルジックではあるが、あくまでそれは背景であって、テーマではないと感じた。こういうストーリーはマニュアル主義の現在だからこそかみしめたい。

  •  カレチ(旅客列車長)の主人公を中心に国鉄で働く人々を描く(レビューは全巻を通して)。

     仕事への愛、プライド、責任感。仕事をするとはどういうことかが伝わってきて、職業教育に非常に使える内容になっている。
     元々は鉄道のイラストレーターで43歳で漫画家デビューした池田邦彦さん。電車が好きというだけでなく、鉄道で働く人達への愛が感じられる。
     最終章では国鉄民営化の苦悩が描かれている。JR北海道の問題が問われる現在、改めて民営化が正しかったのかを考えるきっかけもこの本は与えてくれる。

     電車好きの小中学生に読んでもらいたい鉄道と仕事の名作漫画。

  • 良くも悪くも、国鉄は「古かった」んだなと思う。
    いいことばかりじゃなかったとは思うけれど、こんな伝え方があってもいいと思った。

  • 13/09/24、ブックオフで購入。

  • 新米カレチ(客扱専務車掌)、荻野が様々な先輩や同僚、お客さんと出会いながら鉄道というものについて考え、また自分らしい乗務を模索していく読み切りシリーズの単行本。

    鉄道が守らなければならない定時性は、ときにお客さんや乗務している人間を苦しめることがある。何かを得ようとすると何かを失わなければならない…それが人の世の常ではあるけれど、荻野は多くの人とふれあいながら両者をどこまでも追い続けようとする。

    一作一作、感動の作品の連続です。同時に収録されている簡易委託駅の女の子のお話も素敵。おすすめです。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ。鉄道関係のライターとして長く活躍していたが一念発起し、漫画作品の投稿を始める。第54回ちばてつや賞一般部門で大賞を受賞し、43歳で漫画家デビューを果たした。代表作は『カレチ』(全5巻)、『甲組の徹』(全1巻/共に講談社)、連載中の『国境のエミーリャ』(小学館)他多数。

「2023年 『艦隊のシェフ(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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