- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063768190
作品紹介・あらすじ
「どうせなら美しくいきてやろうじゃないか。」寺社の建築を手がける宮大工の中でも、天才とうたわれた青年・光重朗が、山奥の寺社の“復活”にかける。光重朗と切磋琢磨する兄・みつきと木の神の少女・ニキと、ともに。
しかしそこに、光重朗を阻む生みの母が現れて――?
偉才・有永イネが描き出す、人間の真実。渇望の第2巻!"
「どうせなら美しくいきてやろうじゃないか。」寺社の建築を手がける宮大工の中でも、天才とうたわれた青年・光重朗が、山奥の寺社の“復活”にかける。光重朗と切磋琢磨する兄・みつきと木の神の少女・ニキと、ともに。しかしそこに、光重朗を阻む生みの母が現れて――?偉才・有永イネが描き出す、人間の真実。渇望の第2巻!"
感想・レビュー・書評
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弟くん成長巻。これで兄弟仲も良くなるのかな。最後の写真の在りし日の姿と神様達の姿で泣けてしまった。
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一巻よりも、この漫画が好きになれた
優しさがパワーアップしてるってのは少し微妙な表現なんだが、今のところ、自分の中でそれがしっくり来ている
「温かい」でもなく、「幻想的」とも違う、単純に「優しい」の言葉で一括ってしまうのは乱暴だが、それでも、各キャラが持ってる形が違う「優しさ」が詰まっている、この『かみのすまうところ』は、心に染み入ってくる優しい漫画だ。誰の「優しさ」が正しいってのは決められないが、私が好きなのは、みつきの愚直さが光る真っ直ぐな優しさ
1巻は長男のみつきが主役だったが、2巻は表紙からも察せられるように、次男の光重朗の葛藤と懊悩、そして、成長がメイン
ただ、まぁ、彼以上にみつき、誰よりも頼光が美味しいトコを持って行っちゃってる感はありますが、やっぱり、メインは光重朗が自分の過去を無にするのを止め、現在を見据え、末来に繋ぐ道を組み出す感じ・・・の筈です
やっぱり、有永先生の漫画は画で癒し、ストーリーで心を震わせてくれるなぁ
ドラマ化して欲しい漫画の一本。私はあまり、俳優さんには詳しくないけど、みつきは向井理さん、光重朗は小栗旬さんに演じて欲しい。それこそ、彼らレベルの才があってこそ、この漫画の魅力を全く損なわないドラマが完成して、そこに神が住まうと思うので -
継承されないお寺。女性が継げない宗派。
薄れていく記憶。都合よく上書きされる記憶。 -
1巻より物語の濃度が濃くなってめっちゃ良かった。やっぱこの人のモノローグとかセリフの言葉の使い方がグッとくるんだよなー。好きなとこ引用したいけどキリがないwあとギャグセンスも好き。
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「なかったことにしたくない」という想い。
誰だって自分の過去を振りかえった時に
消してしまいたいことや忘れたいことのひとつやふたつある。
時がたてば良いことも悪いことも当時の鮮明さを欠き
ただただ色あせるばかり。
時とともに美化していることもあれば、封印していることもある。
でも自分だけは、自分の記憶だけは知っている。
どんなに塗りつぶしても浮かび上がってくる。
ぜーんぶひっくるめて受け入れてやらないと
その延長線上にいる今の自分に申し訳ないよね。
どうせならね。
胸を張ってどーんとしてたいよね。 -
うーん。題材が好みじゃないのかもなぁと思ってたけど、それもありますが、普通に話も微妙だなぁと思いました。期待してただけに残念だ。
なんかわざとらしいというか大袈裟というか、うん、わざとらしいか。やりすぎだなーと。期待してた人間模様部分が狙い過ぎてて白けてしまいました。母親電波過ぎるし、それに対して全然言い返さないしようやく言い返したと思ったら全然「良い」返しではなくて、すっきりも感動もしませんでした…。優しさも足りない…。それもだし、修復する事に納得させる部分の話もやり過ぎでわざとらしすぎて何かなぁと。
「さらば、やさしいゆうづる」は下手だったから、うまかったのか。と思いました。技術が身についた分、勢いがなくなってしまったような。あと短編の方がうまいのかもなーとか。 -
ものを作るひとは美しさに服従せざるをえない、その実感、から、いろんなものが、始まる
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かみのすまうところ。 2巻:光重朗、一歩前進。
http://orecen.com/manga/kami-no-sumau-tokoro02/