亜人ちゃんは語りたい(1) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1197
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063825787

作品紹介・あらすじ

サキュバス、バンパイア、デユラハン。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。
そんな亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と、生徒である「亜人」ちゃんたちとの少しだけ刺激的な新学期がスタートした!

僕らと少しだけ違う「亜人」、最近では「デミ」と呼ばれています。(demi-humanから来てるらしい)。キュートな悩みがあるのです。規格外新人ペトスが描く、とびきりカワイイハイスクール亜人コメディ第1巻!

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の悩みとか生活風景を明るく描いていて、とてもよかった。

  • 伝承上にいるような亜人たちと人間の教師の物語。
    コミカルな物語。ですが種族と個人を切り離せるものではない、けれど別レイヤーとも見ていく真摯さと、悩みの寄り添う誠実さが読んでいて嬉しい。
    そして世界の秘密にも迫る展開もSFとして最高。

  • 亜人より面白い笑

  • バンパイアやデュラハンなどが実在する世界での彼女たちの高校生活。

    【亜人】→デミ
    【日下部雪】初登場時1年A組の女生徒で雪女。暑さに弱くよく倒れる。ルックスはかわいいがデミである自分の性質に苦しんでいた。
    【サキュバス】→佐藤早紀絵
    【佐藤早紀絵】鉄男の同僚になった数学の女性教師でサキュバス。淫魔という他者を虜にする自分の特性に対して慎重になっており常にジャージ姿で地味にしているが眠ったりして自制がゆるむと周囲に影響を与えてしまうので野中の一軒家みたいなとこにしか住めない。偶然自分に触れても反応をしめさなかった鉄男に好感を抱く。
    【小鳥遊浩二】ひかりの父で専業主夫。
    【小鳥遊ひかり】初登場時1年B組の女生徒でバンパイア、いわゆる吸血鬼。明るい性格で成績はイマイチなもよう。セットに狂おしいほど時間を要する髪型をしている。やはり若干陽光に弱い。血が足りないと貧血っぽくなるがどうしても血を飲まなければならないわけではなくレバーとか食に気をつければなんとかなる。国から月イチで血が支給されるがそれも飲まずなんとかやってるバンパイアたちに対しては普通の人が菜食主義者に対する「すげーなー」っていう感じと同じ感覚を抱いている。ニンニクも好きだし十字架もファッションとして平気(ただし中学生までのファッションって感じ)。心臓に杭を打たれたら死ぬと思われるがそれは普通の人間も同じ。直接の吸血はある程度性を想起させる行為らしい。
    【小鳥遊ひまり】ひかりの双子の妹だがバンパイアではない。1年C組。しっかりした性格で成績はよい。姉妹のケンカは絶えないが仲はいいもよう。
    【高橋鉄男】学生の頃生理学を専攻し亜人について研究しようとしていたが許可が下りずくすぶったまま教師になり柴崎高校の生物を教えすでに4年目で続けざまに亜人たちと出会うことになって嬉しい。じつは天然のタラシなのでデミちゃんたちに好かれがち。
    【デミ】サキュバス、バンパイア、デュラハン、雪女などファンタジーでおなじみな人たちの総称で少数だが確実に存在しているこの世界でかつて亜人たちは差別されていたがそれぞれ個性として社会的に存在を認められるようになっている。最近では「デミ」と呼ぶ。デミの性質は遺伝ではなく突然変異が多い。
    【デュラハン】→町京子
    【バンパイア】→小鳥遊ひかり
    【町京子】初登場時1年B組の女生徒で今のところ世界に三人しかいないレアなデミであるデュラハンで頭と胴体が別々になっていていつも自分の頭を抱えている。胴体の首の部位からは焔状のなにかが出ており特に熱くはないらしいがそれに触られると神経が圧迫される感じがして本人は辛いらしい。頭と胴体は最長で東京と岡山間まで離れたことがあるが特に問題はなかったとのこと。頭を抱きしめてもらうのが好き。鉄男のことが好きになったようだ。
    【八千草妙子】保健の先生。
    【雪女】→日下部雪
    【冷蔵庫】ひかり専用の冷蔵庫があって血液のパックをそこで保管している。頭を突っ込んだまま寝て風邪をひいたりしている。

  • 普通の人間とは異なる性質を持った「亜人」と呼ばれる存在が居て、それは特殊であるがゆえに倫理的問題を孕み簡単に扱うことを良しとしない。だから亜人に興味があった鉄男も簡単な研究すらすることが出来なかった
    ……のだけど、そんな亜人が普通に高校に何人も居るという不思議。特殊な存在なんだから保護しろなんて言うつもりはないけど、こんなあっさり何人もの亜人に出会えてしまうとはちょっと都合の良すぎる展開と思わなくもない。
    けれど、この作品で描こうとしているのは「特殊な存在である亜人」ではなく、「日常の中にいる亜人」なんだろうなと思う
    だから、あれだけ会いたがっていた亜人に会えた鉄男がすることは日常を脱しない程度の会話だし、時には教師として生徒に向き合うように亜人に向き合う

    亜人の方も自分が特殊な性質を抱えている自覚は有っても、同時に自分は普通の人間でありたいという感情は有るだろうね。でも、やっぱり自分と他人に違いの原因が有るとすればそれはやっぱり「亜人」であることに求めてしまいそうになる
    そういうことが現れたのが第7話で描かれた雪への陰口であり、それを受け止めての雪の涙だったのだろうね
    雪を庇い陰口への文句は言いつつも、雪には雪の行動を促したひかり。文句を言う際のひかりは「亜人」であることを理由にしない。単純に一人の人間として陰口を言っていた生徒に文句を言う。
    だからこそ、雪も「亜人」であることよりも、それによって生じてしまった態度を謝る
    ここで誰も「特殊な亜人」であることも「普通の人間」であることも理由にしないから、性質の差は壁にならず和解を求めることが出来る。
    本作の方向性をよく表しているシーンであるように思えた

    ただ、それでも亜人ならではの大変さや苦しみは有るわけで
    鉄男がひかり達三人に助け合う関係性を用意し、同時に自分は教師として三人を見守る立場である宣言する流れは良いなぁ
    ……その後のハグ大会になる流れについても思わず良いなぁ、と呟きたくなるけど

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  • 亜人種族に対する考察が面白い。
    ただ、取ってつけたようなラブコメ要素が個人的には苦手…。

  • あまり期待していなかったけど、あぁ!なんてすばらしい漫画なんだ!

  • 登場人物たちがとても魅力的。この作品の最も優れているところはまずそこ。社会的マイノリティな存在である彼女たちはそれぞれの方法でマジョリティとのギャップを埋めようとする。ギャップを乗り越えた者、乗り越えようとする者、乗り越えるのを諦めようとする者、乗り越える事に畏れを抱く者。それぞれの立場の者がどうやって日常生活を営んでいくことができるのか。舞台はすべて学校と家のみに絞り、登場人物たちの最低限の社会で話は進んでいく。なんにせよ良作である事に間違いは無さそうです。そしてみんな自分の存在に悩んでいる。
    物語の主軸に置かれる高橋先生は皆をしっかりと受け入れてくれる存在で、大層頼りになる風ではあるけども、よくあるフォーマットの「亜人を偏見なく受け入れる」存在ではなく、「亜人は亜人。人間は人間。」ある程度の偏見を持ち、ある意味野次馬的な興味も持つ。実際それが普通であり、この物語に聖人君子は必要ない。吸血に性的要素を見出し、デュラハンのおっぱいに戸惑い、サキュバスに触れて欲情する。そんな人間臭さが素晴らしいと思う。

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