- Amazon.co.jp ・マンガ (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063826692
作品紹介・あらすじ
サキュバス、バンパイア、デユラハン。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。
そんな亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と、生徒である「亜人」ちゃんたちとの少しだけ刺激的な新学期がスタートした!
バンパイア、デユラハン、サキュバス、雪女。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。最近じゃ「デミ」と呼ばれる彼女たちと、亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男との学園生活は、ますますハチャメチャで、ときどきは真剣な悩みにも直面して…、とにかく目が離せないのです! 「見るほどカワイくて読むほどにやさしい」、1巻が瞬く間に10万部突破した大型新人ペトスが描く最注目の学園亜人コメディ第2巻!
感想・レビュー・書評
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鉄男と亜人達、そして亜人同士による会話劇は継続中。
各所で行われる会話が盛り上がるのはそれぞれの仲が深まってきた証でも有るし、それぞれの性質に違いが有るからこそ話題が尽きない面もあるのだろうね
そういった関係性が形成されるのは、やはり関係の中心にいる鉄男が亜人に対して偏見なく一人の人間として公平に扱っているからなのだろうな。同時に鉄男は彼女らが持つ性質に興味を持つが故にその性質がどこから来るのか真剣に考えている。
こういった人間が傍に居れば亜人という特殊性から齎される性質などに悩んでも一緒に悩み解決策を見つけてくれると信じることが出来る。そういった部分が強く出ているのが雪との関係性なのだろうね
湯船に浮かんだ氷という異常性に対して、実証実験を行った上で湯船に浮かんだ氷を恐れる必要はないと理解させる遣り取りは良かったなぁ
そんな鉄男が相手だからこそ、京子も鉄男相手に恋心を抱いてしまう。早紀絵に恋愛相談する京子の様子は何とも青春に満ちている
……相談相手を間違えてしまっているのがちょっと残念では有るけれど
そうした不安感を抱えながらも日々を生活し、だからこそ鉄男との関わりが重要さを増していく間柄の中でひかりだけ特殊な位置に居るような気がする
今の所、彼女だけが亜人という性質に対しそれほど強い悩みを抱えていない。だからか、鉄男との関係もとてもフランクなもの。ひかりだけナチュラルに呼び捨てされてるし
ひかりがそうやって日々を明るく過ごせているのはひまりを始めとした家族の存在が大きいのだろうなと思える。そうでなければ、第11話でひまりがあそこまで鉄男が信頼できる人間かどうか試すようなこともしなかっただろうし
ただ、だからといってひかりが何も悩みを抱えていないかといえばそうではなく、第14話では雪との距離感に悩みひかりらしからぬ態度も見せている
こういう部分を見るとひかりは普通の女の子なのだなと思え微笑ましくなる
派手な展開はないけれど、それゆえに充分楽しめる作品……と思っていたら、第16話ではちょっと変わった展開が始まりそうな……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2巻のハイライトは雪ちゃんの暖かい涙。そうかあ、そういう解釈かあ。ペトス先生は中々にロマンチックでらっしゃる。つか、そういう考え方好き。ところで高橋先生。これ一歩間違えると(間違えなくても)事案です。色々アウトです。らしさは生まれ持った『性質』ではない、『性質』をふまえてどう生きるかだ。とか、『亜人の性質』だけ見ていると個性を見失う。しかし、『人間性』だけ見ていると悩みの原因にたどり着けない。一体ペトス先生はそういった分野にどれだけの知見を持っているのだろう。この抽斗の多さよ。しかし佐藤先生……がんばれ。
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『亜人の性質』だけ見ていると個性を見失う
『人間性』だけ見ていると悩みの原因にたどり着けない
どっちも大切だ
バランスが大事なんだ
オレはそう考えている
これ何気に名言ですね〜
双方向で物を見るってこういうことか
らしさは生まれ持った『性質』ではない
『性質』をふまえてどう生きるかだ
あと佐藤さんの四コマがツボです笑 -
・鉄男に対する恋を隠そうとしない京子に佐藤先生は?
・鉄男のデミちゃんたちへの接し方の方針は? それを知って多少安心感。
・雪の悩みの根本はどこにあるのか? そして対処はできるのか?
・謎の少年クルツの正体は?
【亜人】→デミ
【宇垣】謎の大男。
【日下部雪】初登場時1年A組の女生徒で雪女。暑さに弱くよく倒れる。ルックスはよい。自分の存在の危険性に悩んでいた。
【クルツ】謎の少年。
【サキュバス】→佐藤早紀絵
【佐藤早紀絵】鉄男の同僚になった数学の女性教師でサキュバス。淫魔という他者を虜にする自分の特性に対して慎重になっており常にジャージ姿で地味にしているが眠ったりして自制がゆるむと周囲に影響を与えてしまうので野中の一軒家みたいなとこにしか住めない。偶然自分に触れても反応をしめさなかった鉄男に好感を抱く。
【小鳥遊浩二】ひかりの父で専業主夫。
【小鳥遊ひかり】初登場時1年B組の女生徒でバンパイア、いわゆる吸血鬼。明るい性格で成績はイマイチなもよう。セットに狂おしいほど時間を要する髪型をしている。やはり若干陽光に弱い。血が足りないと貧血っぽくなるがどうしても血を飲まなければならないわけではなくレバーとか食に気をつければなんとかなる。国から月イチで血が支給されるがそれも飲まずなんとかやってるバンパイアたちに対しては普通の人が菜食主義者に対する「すげーなー」っていう感じと同じ感覚を抱いている。ニンニクも好きだし十字架もファッションとして平気(ただし中学生までのファッションって感じ)。心臓に杭を打たれたら死ぬと思われるがそれは普通の人間も同じ。直接の吸血はある程度性を想起させる行為らしい。
【小鳥遊ひまり】ひかりの双子の妹だがバンパイアではない。1年C組。しっかりした性格で成績はよい。姉妹のケンカは絶えないが仲はいいもよう。
【高橋鉄男】学生の頃生理学を専攻し亜人について研究しようとしていたが許可が下りずくすぶったまま教師になり柴崎高校の生物を教えすでに4年目で続けざまに亜人たちと出会うことになって嬉しい。じつは天然のタラシなのでデミちゃんたちに好かれがち。本人もデミちゃんたちの理解者であろうとしているみたいだが好奇心が勝って傷つける事態が発生するのではなかろうかと読んでて心配ではあったがこの巻で大丈夫そうかなと思った。
【デミ】サキュバス、バンパイア、デュラハン、雪女などファンタジーでおなじみな人たちの総称で少数だが確実に存在しているこの世界でかつて亜人たちは差別されていたがそれぞれ個性として社会的に存在を認められるようになっている。最近では「デミ」と呼ぶ。デミの性質は遺伝ではなく突然変異が多い。
【デュラハン】→町京子
【バンパイア】→小鳥遊ひかり
【町京子】初登場時1年B組の女生徒で今のところ世界に三人しかいないレアなデミであるデュラハンで頭と胴体が別々になっていていつも自分の頭を抱えている。一見ボーイッシュなショートカットは頭を持ちやすくするためで実際はとても乙女だしスタイルも抜群。胴体の首の部位からは焔状のなにかが出ており特に熱くはないらしいがそれに触られると神経が圧迫される感じがして本人は辛いらしい。頭と胴体は最長で東京と岡山間まで離れたことがあるが特に問題はなかったとのこと。頭を抱きしめてもらうのが好き。鉄男のことが好きになったようだ。
【八千草妙子】保健の先生。
【雪女】→日下部雪
【冷蔵庫】ひかり専用の冷蔵庫があって血液のパックをそこで保管している。頭を突っ込んだまま寝て風邪をひいたりしている。 -
コミック
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登場人物みんなかわいい。
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思っていた以上に理詰めで攻めていた
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いい話だった。