バニラスパイダー(1) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063842906

感想・レビュー・書評

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  • だいぶ前に本屋で蛇口が武器という言葉に惹かれて購入。
    なんだか思いもよらない展開の数々に、一気に引き込まれた。3巻というあっさりではあるけれど満足感のある巻数だったのもよかったのかも。

    うまく言葉にできない作家さん。
    だけど大好きになった。

  • 武器が蛇口っていう発想に拍手。
    (1~2巻)

  • 『進撃の巨人』の巨人が紛れ込んでるがあいつは倒さなくていいのか。

  • 自動ドア踏み切って雪の屋上で宇宙人を蛇口で撲(斬)殺するストーカー気味中学生男子、の
    「小さくも命がけの闘い」
    ってカバーのあらすじがぴったり。

    期待した成分が期待した以上に入っててとても幸せになれた。
    返り血まみれの孤独でしんどい、えげつない戦い。とっくに切羽詰まってていっぱいいっぱい。

    そのしんどさ、えげつなさ、酷さむごさってものを、きちんと見つめて耐えがたくしんどく思いつつ、自分の意志と勝手で闘争を続けることになるんだろうツツジがとても良い。

    涙もろいけど優しくない津田さんも良いなあ。
    コンビニの花織がものすごくツボな性格と立ち位置をしているので、これからツツジを冷たく見守ってくれればと思う。

    一番えげつないのは血の雨にビニール傘と「ワンドリンク」。これほんと非道くて好きだ。

  • 自動ドアに認識されないほど存在感がなく、気になる女子・水野さんを家までストーカーする。これが主人公・雨留ツツジ。

    空を朱いクモの糸のようなモノが覆う町。密かに人間に寄生して人間を食べるバケモノがいる。ソレを退治しろと、アヤシイ津田という男から主人公が手渡された武器は蛇口。ツツジは片思いの女の子を守るために、蛇口を手にバケモノ・エレベターと闘う。

    冒頭で大きなコーヒーカップの横で、人の皮のようなものを干すナニカの姿からシュール。
    人はどんどん喰われるし、バケモノは半分人間・半分クモのような形だったりとグロい。なのに、全体的に淡々としてて恐怖感はない。それは主人公が好きな子を守れることに浮かれているからかもしれない。けれど彼は気づいてしまう。自分が何と闘ってきたのかを。

    不思議な絵柄、不思議な話、でも読んでみると王道な少年漫画。
    臆病だったり調子に乗ったり思い悩む主人公に好感が持てる。

  • 絵柄といい脚本といい引力がすごい。
    奇才という表現がぴったりハマる作者さん。

  • 金魚に続き読んでみました!

    こちらも面白い。

    キャラクターが皆可愛いし、グロイシーンも出てくるのになぜか
    気持ち悪くない。この絵で中和してくれている?のかな?

    金魚もバニラスパイダーどちらもおすすめです。

  • 「ハカイジュウ」のレビュー目当てで検索したら一緒に出てきて、気になったので全巻購入。たった3巻で綺麗にまとめててすごい…!血生臭くて暗くて重たい、なのに何だか可愛くてほんのり甘酸っぱい。基本ぼっちで独りよがりな私は終始主人公に感情移入しっぱなしでした(笑)キャラや絵柄や雰囲気など色々ひっくるめて好きな作品です、だからもっと深く掘り下げた話も読みたかった。せめてタイトルの意味が判るまでとか…!!

  • 「血潜り林檎と金魚鉢男」に続き、もうひとつの阿部洋一作品「バニラスパイダー」!
     相変わらずどこか抜けている、とぼけた雰囲気はあるものの、今作の敵はエイリアン!問答無用で食べます!ツツジは存在感の薄さと蛇口(!)を武器に、エレベターをぶった切っていきます。

     エレベターとの戦いで描写されるのは戦闘の激しさだけではなく、ツツジの心境でもあります。人にほとんど気付かれず冴えない生活を送っていたツツジが、憧れの人を助ける。目の前だけを見て突進していく。
     そしてにっくきエレベターは、いつも人間の体に寄生して現れる…。目の前に立ちふさがる肉体と、街で平穏に暮らす人々の命。どうしようもない天秤に翻弄されるツツジやそのほかのキャラクターの心境が、丁寧に描き出されます。

     視野が狭く眼前しかみないツツジと、背負ってしまった「街を守る」という大きすぎる宿命。かなりシリアスですが、武器は蛇口で宇宙船はコーヒーカップ。ピンチの時にもゆるゆるな表現。クセになります。
     ちなみに、タイトルの意味は最後までさっぱりわからないままです。セリフにも出てきたのに!

     別冊少年マガジンにて連載され、打ち切りという形で終りを迎えてしまったこの作品。もし続いていたらどんな展開の可能性があったのか…!この才能を是非ご覧あれ!

  • 表紙買いしたのだがこれは大当たり。
    阿部洋一さんの描く絵が太い線の可愛らしい女の子と不気味さと甘ったるい感じが合わさった不思議な世界観がツボすぎて作者の作品全部揃えた。
    バニラスパイダーはラストが急展開すぎる気がしたが最終的に美咲ちゃんとくっつくなど大満足な出来であった。

  • 全巻読み終わった感想です。
    地味ですが独特の雰囲気のあるマンガです。ホラーっぽいようでどこかふわっとした可愛い感じがあります。
    残念ながら打ち切り(全三巻)のようなのですが、話もグダグダならず割と綺麗に終わります。

    表紙にピーンときたら是非読んでみてください。
    個人的には大好きなマンガです。

  • (1)~(3) 完。

    蛇口でエレベターという宇宙人と戦う話。

    装丁が凝っている。

    全編薄暗い印象を受ける絵で内容も暗い内容となっているが、適度に笑いが入っておりそこまで暗い気持にはならない。

    キャラクターがすごくいい。紫苑がお気に入り。

    おまけ漫画のエレベターガールもおもしろい。森本先輩はちょっと抜けている。

    バニラスパイダーってなんだったんだろうという謎は残ったまま。

  • 世界を救うため貰った武器は、、、『蛇口』

    あの「進撃の巨人」と同じく
    別冊少年マガジンで連載されていた
    ちょいグロな対モンスター漫画。

    もっと注目されていいんじゃないか『作者・阿部洋一』!!
    エレベーターと呼ばれるバケモノを、
    へたれ主人公が無双します
    もちろん『蛇口』で。
    決して上手くはないんだけれども
    漫画の雰囲気には抜群にマッチした絵が
    グロい表現をマイルドにマイルドに。

    打ち切りだったみたいで、無念の3巻完結ですが
    独特の装丁から編集側の期待はひしひし感じれます。
    書店で見つけたらジロジロ見てやって下さい。。。

  • 独特の世界観と感性をしっかり描いている。
    お話としては物足りないんだけど、好きになれる。
    作者の他の作品にも期待
    ジャンル、、、グロラブコメ?

  • もっと注目されていい

  •  

  • 蛇口でぶっ叩く キャラかわいい

  • 阿部洋一さんの読み切りを見て、絵柄が好みだったため購入。この独特な絵が可愛いです。
    寄生獣っぽいと思っていたけど、主人公の影の薄さとか、雰囲気が全然違う感じ。

  • まこらの頃から大ファンという前提。

    表紙はフェイクです、
    オドロオドロしい雰囲気とはうって変わって中身は不思議な質感と雰囲気、コミカルな吹出し外カキコミなどなど、
    僕が最も気に入っている魅力に詰まっているのです。

    でも、この表紙を描く阿部先生です、きちっとグロいの描けるのです。

    つまりグロかわいい、これだ!

    肝心の中身については、ツツジ君の心理をコンビニの自動ドアで表現してるのがおもしろい。

    また、ノリに反して過酷な使命というのもいいなぁ。

    あの女性の顛末を指摘した津田君、普通の漫画では飛ばされるとこだけどここがミソ

  • 可愛さとグロさが丁度いいバランス。

    缶ジュース。

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