惡の華(6) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1169
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063846812

作品紹介・あらすじ

佐伯に秘密基地を燃やされ、途方にくれる春日。だが、仲村のためにも夏祭りを諦めきれず、計画実行を模索する。そんな彼の前に、基地の燃え跡に残された「計画書」を携えた警察がやってくる。そのノートには春日、そして仲村の名前が記されていた!少しずつ焦り、追い詰められる春日の前に、髪を切った佐伯が現れ……!?

感想・レビュー・書評

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  • もはや2人ごと3人ごとでは無いな。警察沙汰になり、家族をも町をも巻き込む始末。夏祭りに何が起こるのか…恐ろしいものです

  • これは・・・とんでもないことになってきましたよ。
    まったく特殊にもほどがあるよ。

  • 読了

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  • 私も仲村さんのようになれればよかったのになぁ。

  • 登場人物達に感情移入できないので、もうわからない人達を頑張ってわかろうとせずに読むことにした。

    私は立場的にどうしても母親の心情を思ってしまう。母親が
    「私は……何にもわかってあげられない…」
    と発言していたけれど、親子でも個々の人間。
    本当のところはわかってあげられなくて当然。
    でも血の繋がりがそう思いたくなくて。

    次巻、どうなるのか気になる。

  • 「母親にそっくりです」

  • 秘密基地が燃やされて、ついに警察沙汰に。
    文学を捨てて仲村さんに走る春日は、本をちゃんと読めていなかった、ということだし、「私」から逃れたい仲村さんは、ちゃんと本を読めば出口が見つかったのに、という気がする。この6巻読むかぎりでは、本を読めない人の愚行が描かれており、それはまた思春期のひとつの形でもあるのだろう。

  • 5巻に引き続き6巻のレビューをします。

    公権力と言うか、街に幾重にも張られ人を抑圧し秩序を作り出している装置がついに本腰を入れて作動、と言ったところでしょうか。そろそろ犯罪には制裁が下るだろうという読者の期待。勿論、裏切られます、手ぬるさという形で。そして、トーンとして全体を占める無力感。

    ジョルジュ・バタイユ作『眼球譚』という小説がありますね。主人公の男とシモーヌが性的に倒錯した乱痴気を起こすお話です。ちなみに、思春期にシモーヌが主人公を性的に目覚めさせる辺り、シモーヌと仲村さんは役割上共通する部分があるとも見られます。ただ、佐伯さんはマルセルかといえば、そうでもないように思えますが。
    『眼球譚』では、保護者(父親、母親、街の人など)は、子であり共同体の住人である筈の主人公やシモーヌに対して実に無力です。シモーヌ母に至っては召使い以上の扱いも受けず、それをどうすることも出来ていません。ただ、二人が事を致しているのを呆然と見てるだけ。
    対して、今作のこの巻では、保護者は凄く頑張ります。日本だからってのもあるかもしれません。ただし、手ぬるい。仲村父は娘を学校に来させられず、春日両親は世間体に縛られ、佐伯母も当惑で現状を受け入れも理解も出来ません。手ぬるいです。学校の生徒の噂話だったり、揶揄だったりも、もはや仲村さんと春日くんを止めることが出来ません。

    公権力とは名ばかりの手ぬるさ、というのは、変態行為に傾ける情熱に比してやったことのスケールが小さいのと同じくらい、落差があって、これはこれで笑えるポイントかもしれませんよ。

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著者プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を開始し、大好評連載中。

「2011年 『NEMESIS No.5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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