- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063870879
感想・レビュー・書評
-
昭和の国鉄で働く人々の物語。荻野カレチとその先輩や後輩の姿に、仕事とは何か、考えさせられる。マドンナも登場して、ちょっとほのぼの。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙の電車寝台特急なつかしい~と言っても乗車したことはなく、ただただ憧れだったけど。本巻は荻野カレチの仕事ぶりが、1、2巻とは別次元で感動させてくれる。そんな中、志織ちゃんとの出会い。チーフの奔走も微笑ましい。最終話の「ノリホ」に、赤字ローカル線の悲哀を感じる。恐らくノリホ(列車乗車人数報告書)を水増しして臨時列車が定期列車になっても、倉吉線の廃止は避けられなかったろう。荻野カレチ自身の過去の失敗が、後輩の正しい指導と国鉄全体の赤字軽減に役立ったのだと思う。でも、倉吉線の廃止という結末はやはり悲しい。
-
指名手配犯。
-
昭和40年代…特急の乗務で全国を駆け巡る新米カレチ荻野とその周りのたくさんの人々の仕事や生活、触れ合いを描きながら、プロの仕事とは何なのかを問う読み切りシリーズ。
1話1話がそれぞれ完結ものなので、独立で読んでも十分楽しめますが、やはり単行本で一気に読んでいくと荻野だけでなく周りの人たちの成長、また企業としての国鉄の変化がひしひしと伝わってきます。続きも楽しみ。 -
1巻も、2巻も、そしてこの3巻も涙なしでは読めない。いい人しかいない。中でも全てを乗客のために捧げる荻野カレチは、車掌の…いや、車掌だけでなく鉄道員の鑑だ。僕も将来、荻野カレチのように自分の仕事に誇りを持った鉄道員になりたいと思った。
-
プロの仕事論+純愛。
-
今のところ自分の琴線に触れる作品が一番多い3巻。仕事を通じての人間としての成長とか培われたもの。作者の人間を見る目の確かさと温かさがこちらに伝わってくる。
「保線班」
「電源車監視員」
「司法巡査」
「遺失物点検」
「戒告処分」
「サプライズテスト」
「乗務行路」
「乗船許可」
「ノリホ」
作者池田邦彦さんは40歳を超えられてからの漫画家デビューなのだそうである(『ナニワ金融道』の青木雄二さんに次ぐとか) これからも池田さんが紡ぐ物語を心待ちにすると思う。 -
武藤さん、かっこいいー!荻野くん、ワッフルワッフル!