宇宙兄弟(30) (モーニング KC)

著者 : 小山宙哉

• 講談社 (2017年1月23日発売)

感想・レビュー・書評

[はるさんの感想 · 2017年4月3日]

今度は日々人のお話。新人よりも、何かで失敗した人の方が、信用されない。失った信用は簡単には返ってこない。日々人がまた宇宙に出て、目をキラキラさせて仕事ができることを願う。新しい場所で受け入れられつつある。がんばれ！

[菊弐さんの感想 · 2017年3月22日]

やっぱり兄弟最高

[パンダマンさんの感想 · 2017年3月22日]

☆☆☆☆

[futatataさんの感想 · 2017年3月18日]

日々人頑張れ…！

[naninunenanakunさんの感想 · 2017年3月18日]

エディ&ブライアンの話も素敵な兄弟ですね。
あと、ヒビチョフの久しぶりの登場が良かった

[motokoo68さんの感想 · 2017年3月9日]

【読書感想(漫画)】宇宙兄弟

子供の頃、宇宙に憧れ、宇宙飛行士を目指していた兄弟、
南波六太と南波日々人。
2025年、弟・南波日々人は日本人初の月へ降り立つ宇宙飛行士として注目されていた。
それに対して兄・南波六太は勤めていた会社をクビになり無職となっていた。
少しずつ夢を実現させていく弟に劣等感をもつ兄・六太だが、
徐々に宇宙への情熱を思いだし、自らも弟とともに月にいくべく挑戦をはじめる。

というストーリー。

大ヒット漫画で映画化もされ、映画もヒットしたみたいなんで
読んでる人も多いでしょうねー。
うちも男兄弟となったわけですので、
この大ヒット漫画、読んでおかねばなるまい！
と古本屋で大人買い。

さすが！！
間違いないっすよ。
超おもしろーい(^o^)/！
クスッと笑えるところも多いし、
脇を固める人たちにもそれぞれドラマがあるし、
読んでて熱い気持ちになります。

語らないのに繋がってる。
離れているのにわかっている。
男兄弟って摩訶不思議ーー。

「夢を追う」とか「夢を諦めない」という言葉は
世の中、頻繁に使われてます。
希望にあふれ、わかりやすく美しいのですが、
ま、全員の夢が叶うわけはなくて、
圧倒的に叶わない夢のほうが多いのは事実なんですよね。
なので、オリンピックでメダルとった人が
「諦めなければ夢は叶う」とか言っていて、
マスコミがそこだけ切り取ってとりあげてると、
本人にとってはそのとおりなんだけど、
私にはなんだかだんだんその言葉が
薄っぺらく感じてきちゃったりします。
メダルとった人もとれなかった人も、
夢は「メダルが欲しい」なわけで、
夢がかなったメダル受賞者の下には、
メダルをとれなかった数多の夢追い人がいるんですよねー。
1位と2位で努力に差があるかっつうともうほとんど差はないわけで、
そのレベルでの夢が叶うか叶わないかって
運とか、なんか持ってるかどうかの違いしかないんではなかろうか。

とか、なんかまとまらないんだけど、
「夢」を語ることとか、
「夢を追う」「諦めない」を美化したりすることに、
私はけっこう抵抗があります。
「夢」って口だけの人が都合良く使う言葉だったりもするし。

でもさーー、そう思ってても！
やっぱりこういう話っていいのよねーー(^-^)
「諦めることも必要」と私は思うし、
「諦めないことがよいことか」と言われるとそれはなんか違うと思うんです。
諦めた結果救われることもあるし、
諦めた結果見えてくることもあるし。

でも！それでも！

「諦めない」ってなんかこう胸を熱くしますねぇ。

作中で、ムッちゃん(六太)とともに
宇宙飛行士試験をうける福田さんというおじさんがいるんだけど、
福田さんは夢を諦めきれないから、
家族にも愛想つかされてしまった人です。
夢を追うっていいことだけではなくて、
絶対に負の部分もあるんだよね・・。
夢を追うのはすばらしいことだけど、
夢を追わずに現実にいきることもまた
選択肢として私はすばらしいと思います。
だから夢を追い続けたかった夫と、
夢を追わず現実を見てほしかった妻。
どっちも責められないよね・・。
なんか仕方ないんだけど、間に子供が入ると
より切ないなぁ。

ムッちゃんがシンタロウで、
日々人が慧次郎で・・・、
とか想像して、兄なりの苦悩とか弟の真っ直ぐさとか、
これからの我が家に当てはめて
いいねぇいいねぇ、と読んでたんですが、
うどん好き&モノマネなあの父がともさんで、
クルクルパーマ&能天気なあの母が自分か、
と気付き、自分ちに置き換えるのはやめることにしました(笑)

ワタクシ的名セリフ

金子シャロン
「悩むなら なってから悩みなさい」
↓
悩んで動き出さないこと、多いですもんね。
まずは動く。その姿勢、忘れたくない。

「迷ったときはね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ どっちが楽しいかで決めなさい」
↓
今度から迷ったらこの言葉を思いだそう。

「it's a piece of cake!」
↓
この言葉はイイ！
読んでこの言葉の良さを味わって！
シャロンさん、マジ名セリフばっかりよ。
ずっしりくるよ。

南波六太
「お前はいつ実感した？
自分が宇宙飛行士に選ばれたってことを
俺は飲み屋のトイレで友がくれた
１１件目のメールを読んだ時だ」
↓
なんかわかるー。
達成感とか夢みたいな現実を実感するのって、
仰々しい出来事じゃなく、小さいさりげない一言とかだったりするんだよねー。

「俺の敵は だいたい俺です」
↓
ムッちゃんのこの言い切らない感じ、すごく好き。
そしてこの言い切らないところにこそ、
本当がある気がする。

「一位と最下位との差なんて大したことねーんだよ
ゴールすることとしないことの差に比べりゃ」
↓
痛い、このセリフ。
引退レースでトキ(途中棄権)った自分に言ってやりたい・・。

南波日々人
「そうだな 世の中には”絶対”はないかもな
でもダイジョウブ 俺ん中にあるから」
↓
こういう曲がらずブレない何かを持ち続けていられるというのは
もうそれだけで幸せなことだよなー。
強いな、と思います。

ピコ
「ネクタイを締める理由なんてのは
１コしかねぇ
仕事が無事に終わった後に”緩める”ためだ」
↓
オトコのセリフだわ(>.<)y-~
個人的には、仕事後の飲み会で、
乾杯前に男子にいってもらえるとコーフンしそうです。

この漫画、これ以外にも名セリフがたくさんありますから
是非読んでみてー

[ホン・ヨンドルさんの感想 · 2017年3月4日]

スーパーコンピューター”SHARON”を太陽嵐による電波障害から守るために船外活動へ出た六太とエディは思わぬトラブルに巻き込まれてしまった。六太はかつて日々人が落ちた峡谷から抜け出せず、エディは酸欠で意識を失う絶体絶命の危機を迎える。一方その頃、地球では“あの男”が宇宙を目指して訓練を始めていた。（Amazon紹介より）

[korokorokoronさんの感想 · 2017年3月3日]

久々に日々人が登場して嬉しい！次巻が待ち遠しい～

[よっぴーさんの感想 · 2017年2月25日]

今巻でついに日々人が動き出す。
いつも兄の先を行っていた日々人が
今度は兄の背中を追うことに。
これからの困難、そして前を向いている日々人が見られることにとても興奮しています。

[rachelさんの感想 · 2017年2月19日]

“キノコと名乗ったからには、カゴに入れ。”

著者プロフィール

1978年生まれ、京都出身。第14回MANGA OPENに持ち込んだ「じじじい」で、わたせせいぞう賞を受賞。続く第15回MANGA OPENでは「劇団JETS」で大賞を受賞した。モーニング2006年3・4合併号よりスキージャンプを描いた『ハルジャン』を集中連載し、単行本・全1巻が発売中。さらに、その後モーニングにて70歳の俊足泥棒が主人公の『ジジジイ』をシリーズ連載。現在単行本第1巻が絶賛発売中である。『宇宙兄弟』は、自身初の週刊連載となる。

「2019年 『宇宙兄弟（36）限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」